一般社団法人
ifLinkオープンコミュニティ様

業界やメーカーの垣根を超えた
オープンコミュニティで
IoTの現場力を磨く

業界やメーカーの垣根を超えたオープンコミュニティでIoTの現場力を磨く

事例概要

「だれもがカンタンにIoTをつかえる世界」の実現を目指して2020年3月に設立されたifLinkオープンコミュニティ。
京セラはこのコミュニティに参画し、お客様の課題解決のための現場力を日々の活動の中で磨いて参りました。

京セラが関わったプロジェクトと、2021年4月~2022年3月までの活動内容をまとめた「活動年鑑2021」の一部をご紹介します。

ifLinkオープンコミュニティについて

ifLinkとは、様々なIoT機器やWebサービスをモジュール化し、ユーザーの「あったらいいな」を実現するために自由に組み合わせることができるプラットフォームです。
IF(もし~ならば)、THEN(~する)の組み合わせで、カンタンにIoTを作ることができるifLinkのIoTプラットフォームをオープンにし、「だれもがカンタンにIoTを使える世界」を実現するための共創の場がifLinkオープンコミュニティです。
そこでは、業界や職種、世代の垣根がない120以上の企業・団体がそれぞれ、お互いの「あったらいいな」を叶え合うために活動を行っています。

教育現場でのIfLink活用

○小学生向けIoT普及活動

だれでもカンタンにIoTを使えるifLinkは、プログラミング授業が必修化された小学校の現場での活用にも適していると考えられます。ifLinkオープンコミュニティから生まれた活動のひとつ、「小学生向けIoT普及活動」に京セラも参加しました。

「IoTの普及のために学生にifLinkを紹介する」という目標の元、小学生向けはどうだろうという話が立ち上がり、小学校の先生コミュニティとの数回の意見交換を経て、2022年3月、横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校4年2組(担任:荒谷 舞先生)で授業を行いました。

○小学生向けIoT普及活動 画像1

授業では、IoTを理解してもらうため「IF(もし~ならば)、(~する)」の話をし、機械が動いたり様々なサービスが生まれる最初の段階は、「きっかけ」から「何かがおこる」という単純な組み合わせであるということを、4年2組のみなさんはとても早く理解をしてくれました。
その上で、実際のIoT機器を使った「きっかけ」と「何かがおこる」の体験をしてもらい、各々のあったらいいなを実現するための「IF/THEN」を考えてもらい、大人の何倍もの個性あふれるアイデアを出してもらいました。

授業後のアンケートでは、「みんなの意見を聞けて楽しかった」「アイデアを共有し合って良かった」という声が聞かれました。これは、私利を捨て、共有し合うというifLinkの原点です。それを改めて小学生のみなさんに教えてもらうことができました。

このプログラムに、カリキュラムの作成から参加した京セラ通信機器事業本部の梅原正教も「この活動を通してIoTに興味をもつ人が増えてくれたらうれしく思います」と、今後「教育×IoT」を普及させていくうえで、意気込みを新たにすることができました。

○小学生向けIoT普及活動 画像2
○小学生向けIoT普及活動 画像1
○小学生向けIoT普及活動 画像2

○大学生にIfLinkを広めよう!チーム

京セラでは、大学生に向けた取り組みにも参加しています。このチームのサブリーダーを梅原正教が務め、ifLinkを活用した大学・高専向けの学習プログラムを作成、授業に導入する活動に取り組んでいます。
2021年度には、東海大学、福岡工業大学、大阪大学、香川大学でトライアル授業を実施、2022年3月には、ifLinkを知り、アイデア発想のやり方を学べる教育資料(導入編)を会員内でリリースするなどの活動に関わっています。

○大学生にIfLinkを広めよう!チーム

部活ifLink!について

ifLinkオープンコミュニティは、会員主体で活動を生み、進め、育てるコミュニティという性格上、さまざまなプロジェクトが生まれます。その中で、活動テーマをもつ会員がコミュニティ内で仲間を募集、部員とともに主体的に取り組む活動を「部活ifLink!」と名付けています。
その部活のなかで、京セラ社員も参画しているものをいくつか紹介します。

○IoTメイカーズ!部

「便利で楽しいIoTライフ」を目指して「新しいガジェットを生み出す活動」を行う部活。
メンバーは、ifLinkとつながる新しいIoT機器を発想し試作しています。

○産官学イノベーションベース部

「モノとモノだけではなくココロとココロをつなぐこと」を目指して「産・官・学の枠を超えた活動を」行う部活。
地域が抱える様々な課題の解決のため、産業・官公庁/地方自治体・大学の枠を越えてifLinkを社会実装させることをゴールとして活動しています。

○街灯を利用した街中IoT部

「だれでもオープンデータをカンタンに利活用できる社会」を目指して「街路灯や公園のスマート化を検討する活動を」行う部活。
街路灯とifLinkを活用したスマート街路灯を使い、地域住民の安心安全や社会の活性化を推進することを目指して活動しています。
すでに実証実験を行い、【ifLink Open Community 2021 Winter Festival】などで公開しました。

○大喜利部

「ifLinkの普及とifLinkオオギリでの課題解決」を目指して「オオギリワークショップに参加&開催」する部活。
ifLinkオオギリとは、様々な課題をIoT技術で解決するためのアイデア発想法。そのワークショップの開催や、部員自身が開催するためのサポートをしています。

○電池レスビーコンで IoT 部

「実用化を目指したシステムの実現」を目指して「部活の枠を超えた共創活動を推進」する部活。
電池レスビーコンの特性を活かしたifLink システムを世に出してみようとのアイデアから生まれた部活です。ここから、屋内照明光発電ビーコン×ビーコン対応GPSトラッカー GWの組み合わせで、部屋の利用状況がリアルタイムでわかる仕組みが生まれました。

■GPSトラッカーGWを使って部屋の利用状況を見える化する方法
https://qiita.com/umasa/items/92b2ec25fb37a30523d0

ifLink商品化促進プログラム

ifLink商品化促進プログラム

ifLinkを商品化するべく、会員外の企業・団体との連携も具体化しています。その中で、日本の自治体で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を発表した徳島県上勝町の地方創生事業家とのビジネス連携を実施。京セラからは通信機器事業本部の梅原正教が参加しました。
2022年2月に「サーキュラーエコノミー」というテーマのもと、課題意識のある各社と、課題を実際に抱える地元のみなさんとの2泊3日のワークショップ「GREEN WORK KAMIKATSU」に参加。一次情報に触れることに加えて、その後も続く関係を得られことが大きな意義でした。
ここでつながった数社とは現在もやりとりを続けており、実証実験や関係構築・拡大につながっています。

活動年鑑2021について

活動年鑑2021について

会員企業・団体のプロジェクトに焦点を当て、それらの活動内容と成果からなる1つの特集記事と5つの章で構成されている「ifLink Open Community Yearbook 2021」。
「だれもがカンタンにIoTをつかえる世界」を目指すコミュニティの活動内容が非常にわかりやすく、読みやすく編集されたBOOKです。

上記で紹介した活動以外にも、京セラでは「宇宙を目指す IoT!?」(本紙P38)、「商品プロデュースサポーターズ」(本紙P52)などにも参加しています。併せてご一読ください。

https://iflink.jp/yearbook2021.html

こちらの年鑑に、京セラから参画しているプロダクトマネージャー梅原正教と第1技術課責任者 岸本舜一のインタビュー記事が掲載されていますので、以下に転載いたします。

【ifLink Open Community Yearbook 2021 P20-21より転載】 もし、企業の枠を越え、成長できる場所があったなら。

職種や企業にとらわれない視点を学ぶ。
社外コミュニティで育む越境型人材育成

京セラ株式会社:
プロダクトマネージャー 梅原正教(写真/右)
第1技術課責任者 岸本舜一(写真/左)
京セラ株式会社:プロダクトマネージャー 梅原正教(写真/右) 第1技術課責任者 岸本舜一(写真/左)

OUTLINE
多様な関わりから得られた、俯瞰的な視座。

普段は通信機器のプロダクトマネジメント業務に従事している梅原正教氏。様々な企業やプロジェクトとの出会いから、俯瞰的な視座を学ぶことができたと言います。現在コミュニティでは、商品開発やワークショップ運営など、多様に活動しています。

RESULT
楽しむ姿勢そのものを、学び、組織に返す。

梅原氏の上司である岸本舜一氏は、梅原氏の成長を「コミュニティから好奇心を持ち帰ってきた」と表現します。普段の業務においても、主体的に動き、ポジティブな思考が磨かれました。結果、製品の新しい活用アイデアが生まれ、梅原氏の姿勢は組織全体にいい影響を与えています。

POINT
まずは信頼し、背中を押す上司であるべし。

岸本氏が強調するのは、長期的な視点で部下の成長を見守るのが大切である点です。短期的な売上などを意識しすぎず、様々な経験を通した社員の成長が長いスパンで自社の成果に結びつくと考え、背中を押す姿勢をとっています。

もしを叶えるBACK STORY

あらゆる場所へ飛び出し、
ありとあらゆるユースケースを体感する。

岸本 京セラは当初、商品に関する新たな用途の開発を期待してコミュニティに参加しました。しかし結果的には梅原さんのように、様々な企業との関わりやプロジェクトと出会い学びや成長を得る人がいた。人材の育成の観点でメリットが大きかったように思います。

梅原 コミュニティで活躍するたくさんの方々と話し、議論し、ものづくりに携わることで、視点が変わるのを感じました。社外の視点や発想の異なる人とのディスカッションは、非常に刺激的なものです。また、ユーザーの声を聞けたのもよかったですね。通常業務では、製品を使う人と直接話すことはほとんどありません。コミュニティのワークショップなどでは、製品に触れてアイデアや感想を伝えてくれる人がいるのでモチベーションや次のアイデアにつながりますね。

もしを叶えるBACK STORY 画像1

岸本 エンジニアというものは、内側に閉じてしまいやすい職種。幅広く、多様な視点を知ることも、大切な成長です。

梅原 コミュニティでの活動を経て、まずは課題とその解決から物事を考えるようになりました。「いかに自社デバイスを使うか」という発想ではなく、まずは「どうやってこの課題を解決するか」という一段高い視点。自社の利益だけでない、全体最適で考えることの重要性に気づきました。

岸本 梅原さんは、それを楽しめていますよね。楽しむ力を身につけることは大切です。上司としても笑顔で業務報告してくれる姿は嬉しいもの。梅原さんが仕事中にポジティブな言動が増えたことで、影響されるように社内のムードも前向きな雰囲気になってきたと思います。

もしを叶えるBACK STORY 画像2

梅原 コミュニティは、たくさんの IoT プログラムのユースケースやビジネス化を、学べるところです。言ってしまえば、しゃしゃり出ることが大事(笑)。実際に手を動かすことで体感します。自ら体感しているからこそ、エッセンスがわかるし、普段の仕事にも応用できる。引き出しが増えた分、自社の事業や製品についても、新しい角度からの提案を試みることができるようになったと感じています。

コミュニティの魅力

ものだけでなく、人もつなげる。

熱意を持った人がとても多いです。またその熱意を持った人同士がつながり、互いに触発し合えるので、さらなる熱量を生み出していると感じます。

もしを叶えるBACK STORY 画像3
社名 一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ
代表者 代表理事 岡田 俊輔
本社所在地 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1
設立 2020年3月2日
WEBサイト https://iflink.jp/

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