1985年1月1日 日経ベンチャー 1985年1月号 「ベンチャー対談 経営すべてに通じる"技術屋"の心 全人格的なバランスが揃っていない限り,事業は成功しない」/井深大(ソニー名誉会長) 技術開発への強い意志を/開発には直感を重視/"旧規制"を見直した開発を/営業,経理も皆技術屋/事業には全人格的バランスが大切
1985年1月15日 隊友 「新春希望対談」/江崎真澄(隊友会会長) 未来を拓くクールな薩摩隼人 大いに語る/自由貿易体制を守れ 米国はシャトル作戦展開/レーガンの胸の内/貿易インバランス/日本企業の海外進出/三月末までに結論/ASEAN対策も/二度と戦争をするな/世界の「京セラ」/技術研究費増額を/日本の生きる道は.../神のご加護あり/アメリカ人の驚き/英、仏首脳の意見/逆境に立っても自分の夢を捨てるな!/変わる香港・中国/夢を追う男/挫折続きの青年時代/インテリ・ヤクザ/神様は人間に平等/人に尽すことは....../桜島と西郷さん/注目の人二階堂さん/私が決断する時 父母の下に帰えり 心に安らぎを/自衛隊に志願/世のため人のために/私心があれば新しい未来は拓けない/開き直りの人生/現代の回天の事業/京都と鹿児島/焼酎とサツマイモ/人生を見る眼/一流の知性とは/リーダーの条件/第二電電企画の設立/このままでいいのか/これからが勝負/楽しみな人たち
1985年4月27日 朝日新聞 「明日を築く「地球人」として」/ラッセル・シュワイカート(米元宇宙飛行士)、河合隼雄(京大教育学部臨床心理学教授)、司会:名和太郎(朝日新聞編集委員長) 個人の対話を広げよう シュワイカート氏/心を忘れた現代の技術 稲盛和夫氏/異論を認め合ってこそ 河合隼雄氏/宇宙での体験/個人と組織と/択一ではなく/自らへの批判/分かち合って/対立なくす道
1985年6月1日 アート・トップ No.87 「特別対談 政財界美術家人国記<鹿児島篇>」/吉井淳二(洋画家・二科会理事長)、司会:小針代助(「アート・トップ」主幹) 鹿児島の人間というのは、昔から海外の文化に接触する機会が比較的多かったんじゃないかと思うんですよ。/鹿児島人には、例えば西郷隆盛に見られるように、いい意味での無頼性みたいな要素があるように思うんです。/<現代日本画展>の意義/二科会海外展の実績/絵描きの産地――鹿児島県人として(1)/無頼性の要素――鹿児島県人として(2)/いつも美しくありたい
1985年6月25日 月刊 人 復刊第2号 「異色対談 絵描きと技術屋」/吉井淳二(二科会理事長)、司会:小針代助(「月刊 人」主幹) 激しい情熱と自分をみつめる冷たい目(吉井)/科学的な研究でも、人間性が写し出される(稲盛)/<現代日本画展>/本当は国家がやるべきこと(吉井)/貿易摩擦はある種の文化摩擦(稲盛)/鹿児島の人と風土/「仕事を芸術と考えよ」(稲盛)/無頼性と創造性/絵は人なりと昔からよく言われている(吉井)
1986年6月1日 知己 6月号 「対談 "新創業"への条件」/塚本能交(ワコール副社長) 新しい"創業"が成功するために大切なことは事業アイデアじゃない。"必死"になれることだ。/企業にも慣性の法則がある。何もしなくても、既存のエネルギーでどうにか動いていく。しかし.../もし、企業という車が止まろうとしたときに......私達は車を下りて押すことができるのか。/新事業を決断するときは一瞬しかない。その前に必ずこう自問する「私心なかりしか?」/経営者の哲学は、その人の独自性があればあるほど若者に理解されにくい。普遍性がなくては。/仲間のだれよりもすばらしい夢を描いていて、毎日、情熱を込めて語りかけるのがリーダーの姿だ。/偉大なことは最初からできるものではない。地味な努力の、一歩一歩のつみ重ねからできるものだ。/新事業の決断は一瞬でも、その情熱は持続し、社員全体に伝わり、燃え立たせるものでなくてはなりませんね。/人間はムチとアメでこき使えるものでは絶対にない。しかし夢を語り、夢を共有し、仕事と人生に目的を持てばおのずと一生懸命になれるものです。
1987年1月1日 あけぼの 1月号 「連載第43回 日本人の生活とキリスト教 ボケーッとすることへのすすめ」/遠藤周作 先端企業とトランスパーソナル/細胞にも意識がある?/科学・技術における客観と主観/偶然性と宇宙意識の波動/宇宙意識の波動と同調するために
1987年1月1日 流通ビジネス 1月号 「トップは常に己れの心に照らして物事を判断せよ!」/船井幸雄(株式会社船井総研社長) 京セラの創業者オーナーとしてカリスマ性を発揮し、また第二電電を発足させ、一方では心の世界とビジネスを結びつけようと新たな意識の目覚めを説く稲盛氏の経営哲学とは.../サービス産業として電気通信事業を見る/市外電話で地方とのパイプ役を演じる/自分の心に聞いて正しい判断をする/企業の見えざる部分を非常に重視する
1988年11月1日 京都新聞 「座談会 京都賞 21世紀の人間と科学」/岡本道雄(神戸市立中央市民病院長・科学技術会議議員)、福井謙一(基礎化学研究所所長・ノーベル化学賞受賞者)、司会:高橋三郎(京都新聞取締役編集局長) 人間との調和へ/技術の制御必要/現状と問題/基礎科学改善へ 岡本氏/抽象苦手の日本 稲盛氏/伝統と風土/突出人間評価を 福井氏/教育制度に疑問 高橋氏/進歩と点検/歯止めの役割を 岡本氏/ソフト面の必要性 福井氏/京都賞へ期待/地球号の哲学を 稲盛氏/人間側に問題性 高橋氏
1989年10月31日 日刊工業新聞 「鼎談 90年代の企業経営」/川上哲郎(住友電気工業社長)、村田純一(村田機械社長) 技術予測/イノベーションでも様変わり 稲盛氏/インベンションが課題 川上氏/製造業の役割/メーカーにロマンを 村田氏/理工系離れは過渡的現象?/研究開発体制/拠点、機能の分散化 人的資源、国際交流を推進/グローバル化/良い企業市民に 川上氏/フィロソフィーを明確に 稲盛氏/日本的経営/終身雇用は不変 勤務体系はかなり変化
1989年12月24日 産経新聞 「対談 新しい通信時代を担う」/ブライアン・トンプソン(米MCIコミュニケーションズ・コーポレーション副社長) 日米"第二電電"トップ大いに語る/真の自由競争のために 稲盛氏/規制緩和の前から参入 トンプソン氏/小所帯でもコスト削減 稲盛氏/技術・制度面でも努力 トンプソン氏/まず全国に回線を 稲盛氏/ファックスに人気 トンプソン氏
1990年4月15日 グラフかごしま 4 「鼎談 活火県、鹿児島/21世紀へ、翔ぶが如く」/小山内美江子(脚本家)、土屋佳照(鹿児島県知事) 今も脈打つ、維新エナジー/先見、進取、実行の県民性/未来は、南から明ける
1991年1月15日 エコノミスト 1月15日号 「新春産業人対談 『モノづくりこそ日本経済の根幹だ』 産業衰退の潮流にいま、経営者がなすべきことは?」/鈴木永二(三菱化成会長)、司会:図師三郎(「エコノミスト」編集部) いま警告すべき必要が/流れくい止める努力を/時間軸をずらしたい/真の豊かな生活とは/男よ家庭に戻れ/もっとPRすべき/私が描くリーダー像/四人の人間が住む/果たして経済は一流か/日本は官主導型国家
1991年3月3日 日本経済新聞 「丁々発止Debate ベンチャー精神どこへ」/城山三郎(作家) 画一的な教育改めよ/鬼才つぶさぬ組織に/リスク嫌う人増加 稲盛/減点主義にも原因 城山/人の組み合わせ重要 城山/成功の後ワンマンに 稲盛/一人だけの時間持て 城山/自分なりの生き方を 稲盛
1991年4月30日 CREŌ 第3巻第2号通巻9号 「巻頭対談 いかに生き、何をよりどころに働くのか 宗教に通じる経営の心」/山田恵諦(比叡山天台座主) 生きる生かされる/楽しみの創造/大きい欲/一遇を照らす/心をどこへおくか
1991年5月1日 実業之日本 5月号 「巻頭対談 日本は"死に至る病"にかかっている!」/堺屋太一 新規事業進出を決断させたもの/拡販に戦国時代の"むしろ旗戦法"/日本ではリーダーシップはつぶされる/立派な組織が死に至る三道程/「試験は易しい問題から解く」風潮/人道的立場の難民援助はダメ
1991年5月1日 プレジデント 1991年5月号 「アメリカは特許を新たなバッシングの材料に。応用技術重視型でわが国は生き残れるか 「技術立国日本」が選択すべき道」/唐津一(東海大学教授)、瀧野秀雄(弁理士会会長) 日本に独創性はあるか/「物真似」恥じるべからず/基礎科学の分野に手を出すべきか/強まるアメリカの締めつけ/「ソフト化社会」の誤謬を解く/「3K」を発明したやつは国賊だ!/ものづくりの知恵が日本を支える
1991年7月10日 サンサーラ 7月号 「特別闘論 自民党二大分裂が日本を変える」/大前研一(マッキンゼー・ジャパン会長) リーダーが10年君臨すればよい/生活者の政党をつくれ/日本が「愛されない理由」/経済相互依存による安全保障/税金が「日本人の心」を抑制する/教育ママの政府と乳離れしない国民/過去に縛られず「日本人改造論」を進めよ