ジョージ・アンド・
ショーン株式会社様

加古川市様の
次世代見守り用ビーコン受信機に
京セラ製IoT端末
『KC4-C-100A』を導入。
コストの削減と車両による広域での見守りを実現

活動・業種:なくしもの防止&見守りタグ兼アプリ「biblle(ビブル)」の開発・販売
ニーズ:ビーコン受信用IoT端末の開発と導入
製品:KC4-C-100A

ジョージ・アンド・ショーン株式会社様導入事例
左:ジョージ・アンド・ショーン株式会社 代表取締役 井上 憲氏
右:京セラ株式会社 通信機器事業本部 ソリューション営業部 第2営業部 大山 陽
    【背景・課題】
  • ●加古川市の次世代見守りサービスのために車載にも適したIoT端末の選定
  • ●短納期への対応。通信コストをどのように減らすか
    【施策・成果】
  • ●多彩な開発環境でスピーディな開発が可能に。ジャイロセンサー搭載の『KC4-C-100A』で車両のヒヤリハットも検知
  • ●IoT端末向けSIMの利用が可能となり通信コストを削減

兵庫県加古川市では、子どもや認知症のため行方不明となる恐れのある高齢者などが「見守りタグ」と呼ばれるビーコンタグを持つだけでできる地域の見守り強化に取り組んでいます。その「見守りタグ」として採用されているのが、Bluetooth® Low Energyを利用したジョージ・アンド・ショーン株式会社のビーコンタグ。
また、2022年12月、デジタル田園都市国家構想の一環としてALSOK様が業務を統括する形で導入がはじまったのが、レンタサイクルにビーコンタグ検知器を搭載した「見守り自転車」。そして、その「見守り自転車」と加古川市様の公用車などに、ビーコンタグの車載用検知器として新たに搭載することになったのが京セラ製IoT端末『KC4-C-100A』です。

なぜ、京セラ製『KC4-C-100A』がビーコンタグの車載用検知器として採用されることになったのか、ジョージ・アンド・ショーン社と京セラによる開発の経緯や製品に対する期待、展望などについて、ジョージ・アンド・ショーン株式会社 代表取締役 井上様、加古川市 市民協働部 生活安全課 大崎様、綜合警備保障株式会社(ALSOK)羽生様にお話をうかがいました。
※2023年2月現在

祖母の認知症による徘徊を見守るために、
ベンチャーを立ち上げたのが
ジョージ・アンド・ショーン社と
biblle見守りタグ/アプリ

ジョージ・アンド・ショーン株式会社の事業概要を語る井上氏
ジョージ・アンド・ショーン株式会社の事業概要を語る井上氏

「弊社は、私の祖母が認知症になったことをきっかけに創業した会社です。2014年ごろから祖母は徘徊をすることが多くなり、その行動を把握して見守ることができないかと考えサービスをスタートさせました。それがBluetoothビーコンを利用した『biblle (ビブル)』ビーコン位置情報見守りタグ/アプリ見守りサービスです。

『biblle』は、子どもや高齢者の見守り、なくしモノ防止に役立つ位置情報見守りサービスですが、位置情報はGPSではなく見守りタグとアプリが連動することで検知しています。アプリとタグが通信することで一定の距離を離れてしまった場合にアプリへ通知し、最後に離れてしまった場所を記憶することができます。
『biblle』を持つユーザーが増えて、ネットワークが広がれば広がるほど、位置情報の精度が高くなるという仕組みです。また、『biblle』は、タグがいまどこにあるのか、どういった経路を移動したのか、など位置情報が見られるだけのものではありません。スマートフォンとタグを双方向で呼び出し探すことも可能です」(井上氏)

『biblle (ビブル)』ビーコン位置情報見守りタグ
『biblle (ビブル)』ビーコン位置情報見守りタグ

『biblle』は、多くの方ができるだけ持ち歩き、長く愛用してもらいたいと考え、直観的に操作できる工夫や、オリジナル制作も可能なデザインを追求しているとのこと。また、小型軽量で電池交換できる仕組みも特長となっているといいます。

「サービスのコンセプトは、ユーザー同士で見守りのネットワークを広げ、技術だけでなく、人の目で見守り助け合う『少しだけ優しい世界を創ろう』というものです」(井上氏)

『加古川市情報通信技術利活用コミュニティサイクル』の車載用の見守りタグ受信機になぜ、
京セラ製『KC4-C-100A』が採用されたのか

「加古川市様では、2017年ごろから子どもや認知症のため行方不明となる恐れのある高齢者などが、見守りタグ(ビーコンタグ)を持ち歩くだけで位置情報を確認できる見守りサービスを導入し、地域の見守り強化に取り組んでいます。街中の電信柱などに見守りタグ受信機を設置しており、すでに街中のいたるところで位置情報が拾えるようなネットワークが構築されています。そして、その見守りタグの検知精度をさらに向上させる目的で、新たにスタートしたのが『加古川市情報通信技術利活用コミュニティサイクル』です。

ビーコンタグを活用した見守りサービス ※資料ご提供:加古川市様
ビーコンタグを活用した見守りサービス ※資料ご提供:加古川市様

この取り組みは、『デジタル田園都市国家構想』事業の一環として行われ、60歳以上の加古川市民を対象にビーコンタグ検知器を搭載した電動アシスト付きレンタサイクルとシェアサイクルサービスを運用するというものです」(井上氏)

そのコミュニティサイクル(見守り自転車)と公用車などの車両に搭載するビーコン受信機を新たに導入することになり、その候補として選ばれたのが京セラ製『KC4-C-100A』だったというわけです。

「このコミュニティサイクルに関しては、ALSOK様が全般の業務統括と見守り自転車の整備や運用を行い、弊社は『見守りタグ』の提供と車載用の『見守りタグ受信機』の調達、そして車載ソフトウェア開発を担当しています。

車載用見守りタグ受信機に求められたのが、公用車だけでなく自転車にも搭載できること。つまり小型で低コスト、さらに位置情報を拾うだけでなく、受信機を搭載した車両の急停止や急発進、自転車の急ブレーキなど、いわゆるヒヤリハットの情報も収集が必要でした。そこで候補に挙がったのが、他社の3種類ほどのビーコン受信機と京セラ製『KC4-C-100A』でした」(井上氏)

長期の保守と低コストでの運用が
可能なほか京セラさんという大企業の安心感も大きな決め手に

候補の中から選ばれた京セラ製『KC4-C-100A』
候補の中から選ばれた京セラ製『KC4-C-100A』

いくつもの候補の中から、京セラ製『KC4-C-100A』が選ばれた理由とはなんだったのでしょうか。

「ビーコン受信機の選定は、いくつかの製品を比較いたしました。その中で、京セラ製『KC4-C-100A』を選んだ背景として、今回の加古川市様のコミュニティサイクルが公共サービスのため長期の保守が求められていたことが挙げられます。 その点において、京セラ製『KC4-C-100A』は、保守期間が他の製品よりも長く、汎用のIoTデバイスなので価格も比較的安いというのが大きな理由でした」(井上氏)

また、大手企業である京セラ製品であることも安心感があり、他社に比べて圧倒的に好印象だったといいます。

「その他、通信の安定性や通信コストの点も選んだ理由です。京セラ製『KC4-C-100A』は、SIMフリーのため、通信コストの安価なソラコムさん(株式会社ソラコム様)のSORACOM IoT SIMが使用可能でした。約200台という数多くのビーコン受信機を運用するにあたって、汎用的なIoT SIMに比べて大幅に低コストで運用が可能というのは大きなメリットです。さらに、この案件は、非常に短納期で、発注からわずか2カ月で納品しなければならないスケジュールでしたが、しっかりと対応してもらうことができました」(井上氏)

ノーコードで動作仕様など、
簡単な開発ができるうえレシピプログラムでデバイスの高度な制御処理の開発も可能

「そんなスケジュールでの開発は、ゼロからシステムを構築するのは簡単ではありません。特に弊社は、ソフトウェア開発に強みを持つ会社でもあり、ソフトウェアのエンジニアが中心のチームになっています。その点、京セラ製『KC4-C-100A』は、レシピを選択するだけのノーコードで動作仕様など簡単な開発ができるうえ、ブロックプログラミングを使えばデバイスの動作仕様をカスタマイズすることもできます。

さらに、私たちが開発を進めているタイミングで新たに導入されたのがC言語に近いコード体系のレシピ言語です。こちらを使えば高度な制御処理の開発も可能です。そのように開発スタイルとしての選択肢も多かったのも決め手になっています」(井上氏)

また、開発サイクルを短縮化するための手法を京セラが持っていたことや、開発をしていく中で、新しい機能を追加していくこともスムーズに対応してもらえたことも、開発の後押しになったとのこと。

京セラ製『KC4-C-100A』の優れた点を語るジョージ・アンド・ショーン株式会社 井上氏
京セラ製『KC4-C-100A』の優れた点を語るジョージ・アンド・ショーン株式会社 井上氏

「例えば、京セラ製『KC4-C-100A』のリモートメンテナンス機能ですが、こちらは開発途中に実装していただいたものです。加古川市様では、移動する公用車両や高齢者見守り自転車に200台もの京セラ製『KC4-C-100A』を積んでいます。運用しながらそれら一つ一つ集めて修理やファームアップデートをするというのは、現実的ではありません。しかし、リモートメンテナンス機能でリモート監視やリモートメンテナンスが可能となれば、そういった問題も解決できます。

加古川市様が求める新しい機能を開発の途中で実装することができたこともジョージ・アンド・ショーン社の見守りタグと車載器に京セラ製『KC4-C-100A』が採択された理由にもなっているのだと思います。京セラさんは、こちらの要望に柔軟に応えてくれ、新しい機能の実装や開発までもサービス化して提供しているので、安心して開発に専念することができました」(井上氏)

京セラさんからの丁寧な回答や
適切なアドバイスが開発の後押しに

京セラ製『KC4-C-100A』に希望を語るジョージ・アンド・ショーン株式会社 井上氏
京セラ製『KC4-C-100A』に希望を語るジョージ・アンド・ショーン株式会社 井上氏

京セラ製『KC4-C-100A』に対して、何か求めることなどはないのでしょうか。

「希望するとしたら、ランニングコストがさらに抑えられれば理想的ですね。京セラ製『KC4-C-100A』は、SIMフリーで低コストのSIMが使えるので通信コストを抑えることができました。しかし、それでもランニングコストは、月額通信費のボリュームが一番大きいので、可能ならばさらに通信コストを抑えられると嬉しい。

例えば、IoTデバイスでは、低消費電力で長距離のデータ通信が可能なLPWAが多く使われています。京セラ製『KC4-C-100A』もLPWAに対応してもらえると、非常にありがたいですね。とくに加古川市様は、地域BWAをすでに使用されており、広域なマルチホップネットワークのようなものを構築されています。われわれのサービスも、そのLPWAネットワークを利用することができれば、コストをさらに下げることができるのではないかと考えています。

希望としてはそれくらいでしょうか。今回の採用に至る前から何度も問い合わせや相談をしましたが、創業からまだ何年もたっていないベンチャーの弊社に対し毎回、非常に丁寧な対応をしていただけています」(井上氏)

井上氏は、開発を進めていく中で、技術に関する相談に対して、京セラから丁寧なリアクションがもらえたことも、心配や危惧を払拭することにつながったと語ります。

「京セラさんのエンジニアの方は、知識も豊富で、個々の案件に対しても理解をしようという姿勢がすごく素晴らしかったですね。何か相談をすると『そのケースであれば、こうした方がいいですね』というように分かりやすく丁寧に話していただける。

こちらからの問いに対して、ただ技術仕様だけ返されても僕らでは分からないことがあります。今回の開発でも、さまざまなケースで、この場合はどうしたらいいのかなど、判断しなくてはならないものがありました。例えば、ビーコンの情報はどれくらいの頻度で取ればいいのか、通信帯域をどうするべきなのか、リモートの監視のシステムはどう組めばいいのかなどです。

京セラさんはなんといっても我々よりも経験値があります。回答に対する信頼感や安心感が心強かったですね。開発を進めていく中で、いくつものアドバイスや回答をいただき、これならいけそうだ、と思わせてくれました」(井上氏)

ジョージ・アンド・ショーン社の
今後の展望と京セラに期待することとは

ジョージ・アンド・ショーン社では、今後どのような製品やサービスを検討しているのでしょうか。

「実は、次の案件がすでに動き出しています。今回の加古川市様の採用がきっかけにもなっているのですが、一部既存のサービスの『biblle』受信機を京セラ製『KC4-C-100A』へと置き換えることをすすめています。コストや管理のしやすさ、ソフトウェアの自由度などを考えるとそれがベストだという判断です。
また、新しいサービスなどもいくつか動きだしているものもあります。先ほどご紹介した見守りサービスを、より発展的に使っていく新しい仕組みづくりを進めています。その開発に関しても現在、京セラさんと一緒にすすめていますので、私たちのサービスが世の中に広がっていく中で、弊社ジョージ・アンド・ショーン社と京セラさんとの関係もより深いものになっていくのではないかと期待しています」(井上氏)

今回の開発を通じて、井上氏は同じようなベンチャーやソフトウェアメーカーに伝えたいことがあるといいます。

左:ジョージ・アンド・ショーン株式会社 代表取締役 井上 憲氏 右:京セラ株式会社 通信機器事業本部 ソリューション営業部 第2営業部 大山 陽
左:ジョージ・アンド・ショーン株式会社 代表取締役 井上 憲氏
右:京セラ株式会社 通信機器事業本部 ソリューション営業部 第2営業部 大山 陽

「私たちのようなソフトウェアメーカーやベンチャーの方に、もっと京セラさんの存在、そのサービスをよく知ってもらいたいですね。弊社は副業で働いているものが多く、大手のIT企業などで働いているITエンジニアがたくさんいます。

ソフトウェアのエンジニアは、データ解析やソフトの開発、AIをどのように活用するかなどの発想には強いのですが、開発に欠かせないデータを取るための知見がない。その点、この京セラ製『KC4-C-100A』なら、ソフトウェア開発の延長線でデータを取得する仕組みを開発することができます。

そのデータを活かせば工場の生産ライン不具合の予知保全も可能でしょうし、農場で育てている家畜の飼育状況をリモートで効率的に管理ができるのではないでしょうか。ソフトウェアエンジニアの視点とスキルで、さまざまなアイデアを具現化できている京セラ製『KC4-C-100A』があるということも、ぜひ多くの方に知っていただきたいですね。

例えば、素晴らしいアイデアが思いつき、新たにベンチャーや新しい事業をやろうとなったときに、一度京セラさんに問い合わせてみることもおすすめしたいです。大企業なので、ハードルを感じることもありますが、わたしたちがそうだったように、京セラさんならベンチャーにも真摯に対応してくれるはずです。アイデアがあるのであれば一度問い合わせてみることをおすすめします」(井上氏)

市民の安全確保や安心をサポートする
「見守りサービス」「コミュニティサイクル事業」を導入した
兵庫県 加古川市 様

加古川市 市民協働部 生活安全課 大崎 隆裕氏
加古川市 市民協働部 生活安全課 大崎 隆裕氏

ビーコンタグを使用した「見守りサービス」をなぜ加古川市に導入することとなったのか

加古川市は、兵庫県下の市町の中でも刑法犯の認知件数が多いという問題がありました。また、認知症で行方不明となる高齢者の方も多く、警察や協力機関には行方不明に関する連絡も毎日のように寄せられています。そこで、市民の安全確保や安心をサポートする目的のために、加古川市では、ICTを活用した「見守りカメラ」と「見守りサービス」を導入することになりました。

加古川市「見守りサービス」
見守りサービスについて/加古川市 (kakogawa.lg.jp)

「見守りサービス」の導入後の効果とは

令和3年(2021年)4月から、小学1年生を対象に「見守りサービス」の無料キャンペーンを実施しております。加古川市の小学1年生全体(2,139人)の約3分の1(721人)の児童が「見守りサービス」を利用し、保護者の方にアンケート回答をお願いしたところ、5段階の満足度で3以上が85%という結果が得られました。
また、認知症のため行方不明となる恐れのある高齢者などにも無料で「見守りサービス」を提供しています。最近実施した高齢者向け「見守りサービス」利用者のご家族へのアンケート結果では「家族が行方不明になった」と回答された人が56人だったのに対して、「見守りタグを活用して発見できた」と回答された方が56人中29人いらっしゃいました。約半数の行方不明高齢者が「見守りサービス」の活用で発見に至っています。

「見守りサービス」を支える重要なインフラ

この「見守りサービス」を支えるインフラのひとつとして、郵便局の集配車両があります。加古川市では、2017年から日本郵便様に協力いただき、同社の集配車両にビーコンタグ検知器を搭載し、「見守りサービス」のインフラとすることで市内を網羅的にカバーしてきました。今般、京セラ様のビーコンタグ検知器『KC4-C-100A』を搭載することで、さらなる検知精度の向上を図っています。

ビーコンタグ検知器京セラ製『KC4-C-100A』
加古川市と協定を締結している日本郵便の車両に取り付けられたビーコンタグ検知器京セラ製『KC4-C-100A』

「見守りサービス」「コミュニティサイクル事業」の今後の展望は

令和3年度(2021年度)、レンタサイクルにビーコンタグ検知器を搭載しての実証を実施した結果、ビーコンタグの検知率向上の効果が期待できるということがわかりました。また、現在は、スマートフォンで簡単に自転車を借りることができるシェアサイクルサービス(ビーコンタグ検知器は未搭載)についても運用を開始しています。
今後は、「見守りサービス」や「コミュニティサイクル事業」の導入で取得できたデータを有効に活用していきます。交通事故発生要因の研究を行っている大学などとの協同で、市内の危険箇所を洗い出し、交通事故の減少に向けてデータ分析と効果検証を行う予定です。

情報通信技術利活用コミュニティサイクル事業へ 参画したALSOK様

加古川市の「コミュニティサイクル」事業に参加した経緯とは

ALSOKは、以前から加古川市様に「見守りサービス」のために「見守りタグ」を提供していました。今回、加古川市様が市内の周遊性の向上、及び見守りサービスの充実を目的に、デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプ TYPE2)を活用した情報通信技術利活用コミュニティサイクルの導入を決定されました。

それを受けて、弊社が代表となりジョージ・アンド・ショーン社様、他の参加各社に再委託する形で提案したのが今回のビーコンタグと京セラ様の『KC4-C-100A』を使用した「情報通信技術利活用コミュニティサイクル(シェアサイクル、高齢者見守り自転車)」です。

こちらの事業では参加各社がそれぞれの専門分野を活かした業務を担当いただいたことで、弊社が単独でおこなうよりも品質の高いサービスを、短期間で実現し導入することができました。

綜合警備保障株式会社 HOME ALSOK事業部 羽生 和人氏
綜合警備保障株式会社 HOME ALSOK事業部 羽生 和人氏

見守りタグ
見守りタグ

事業導入の際に、苦労したことは

市場にはない新しいサービスの実現や、極めて短納期での開発・調達となったことに苦労しました。その後の施工も含め、京セラ様やジョージ・アンド・ショーン社様など参加各社の全面的な協力のおかげで乗り切ることができました。
今後は、既に他の自治体様からも同様のコミュニティサイクルのご要望をいただいております。まずは加古川市様の事業を成功させてからとなりますが、将来的には他自治体にも広げていきたいと考えております。

京セラ担当者より

京セラ製『KC4-C-100A』は、さまざまな機器をつなぐことができるIoTゲートウェイです。通信エリアの広いLTETM Category 4を採用しているので日本全国で利用が可能です。GPSで位置情報を取ることができるので見守りタグのようなビーコン受信機としても最適なほか、豊富なI/Oには、さまざまな機器をつぐこともできBluetoothにも対応しています。
例えば、センサーからのデータをクラウドにあげる、ビーコン発信機の情報をクラウドにあげるといったことが可能です。他にもUSBにカメラを接続してリモートで監視などを行うこともできますし、PLCにつないで製造現場の装置の異常検知やログの吸い上げというようなことも可能です。今回の加古川市様のケースでは、移動する車両に搭載されており、リモートでファームウェアのメンテナンスができる点も大きな決め手となったのではないでしょうか。

お客様の困りごとへのコンサルティングや、カスタマイズ、プログラミング開発へのアドバイスなどもさせていただきますので、ぜひ気軽に問い合わせください。

通信機器事業本部 ソリューション営業部 第2営業部 大山 陽
通信機器事業本部 ソリューション営業部 第2営業部 大山 陽

お客様の概要

社名 ジョージ・アンド・ショーン株式会社
事業内容 biblle(ビブル) ビーコン位置情報見守りタグ/アプリ
施設360°高齢者施設向け位置情報見守り&生活習慣管理システム
Cognivida生活習慣データを利用した脳の認知機能推定AIサービス
hulali(フラリ)「地球の歩き方」と「ハワイ州観光局」公認のハワイトラベルアプリ
KYOUDOKO 小田急電鉄株式会社との共同事業の地域コミュニティアプリ
所在地 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2階
WEBサイト https://george-shaun.com/
社名 加古川市 市民協働部 生活安全課
所在地 兵庫県加古川市加古川町北在家2000
WEBサイト https://www.city.kakogawa.lg.jp/
社名 綜合警備保障株式会社(ALSOK)
所在地 東京都港区元赤坂1-6-6
WEBサイト https://www.alsok.co.jp/
※Bluetooth®ワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG,Inc.が所有する登録商標であり、京セラ株式会社は、これら商標を使用する許可を受けています。
※LTEはETSI の商標です。

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