WORK_STYLE 障がいにとらわれずに、持てる力を出し切って働くことが大切。
profile

高校の担任に勧められ、京セラに入社。設計部門に配属されてからは、「下肢障がいのことは気にせず、全力で取り組め」という父の言葉を大切に、一から知識を身に付けた。息子のバスケに付き添って試合風景を撮影することが休日の楽しみ。大病を患った経験から、命の大切さを噛み締め、目の前のことに全力投球するのがモットー。

WORK LIFE LOG 私のワークライフログ

-
京セラ入社
初めて触れる設計という業務に悪戦苦闘しながら、忙しい毎日を過ごしていました。上司や先輩からの丁寧な指導に応えようという気持ちが、原動力になっていたと思います。
-
結婚
障がいのある自分に、家庭を持てるだろうか、という不安が強くありました。でも温かく支えてくれる妻のおかげで結婚を決意。妻のために仕事を頑張ろうと思えるようになりました。
-
長男誕生
障がいが遺伝しないかを心配していましたが、元気に息子が産まれてくれて、モチベーションがアップ。共働きなので、洗濯や食器洗いなどの家事をできる範囲で分担するようになりました。
-
休職
体調不良で⻑期⼊院することに。いつ退院できるかも分からず、⾟い⽇々でしたが、妻と息⼦の存在が⼼の⽀えでした。そんな時、お⾒舞いに来た上司が「待っているよ」と握⼿をしてくれたんです。その⼒強い⾔葉と⼿の温もりが、職場復帰への⼤きな励みになりました。
-
復職
体調を気遣いながら職場に復帰。残業や出張をセーブできるよう、上司や同僚は常にサポートしてくれました。配慮に感謝しつつ、できることに全力で取り組んでいました。
-
愛犬を飼い始める
体調がほぼ回復したので、息子の希望で柴犬を飼うことに。家族が増えたようでとても嬉しく、今でも毎朝の散歩は自分の担当。この散歩が体力づくりにも一役買っています。
-
父の他界
尊敬していた父を亡くし、体調を崩してしまいました。担当業務がストップすることに申し訳なさを感じましたが、上司も同僚も私を気遣い、温かくサポートしてくれていました。
-
係責任者に任命
責任の重い立場に任命されたことに、初めは戸惑いがありました。しかし上司の「君ならできる」という言葉に自信をもらい、いまでは部下の育成にも積極的に取り組んでいます。
TURNING POINT 私のターニングポイントは…
休職を経験したこと
休職中は家族や職場に対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しかし私を励まし、支えてくれたのもまた、家族と上司、同僚の存在。女性活躍推進や多様性などの言葉こそ大々的に謳われていない時代でしたが、当時から京セラには相手を尊重し、支え合う風土があったと思います。休業補償制度など、各種制度には経済的にも助けられました。

MY RULE.01 仕事のマイルール
なにごともまず“聞く”ことを大切に。
尊敬する上司の指導姿勢にならい、全てにおいてまずは話に耳を傾けるようにしています。意見が異なる場合でも、なぜそうなったのか、自分はどうしたいのかを聞く。その上で、お互い納得できる方法を導き出すことが、相手を尊重することにつながると考えています。
MY RULE.02 くらしのマイルール
人として大切な心を、息子に伝える。
中学生の息子はバスケに夢中。直接教えることはできなくても、父として全力でサポートをしたいと思い、可能な限り練習や試合に同行しています。勝つ喜び、負ける悔しさを息子が味わうときにそばにいて、仲間を大事にする心や、努力の大切さを教えたいと思っています。
coworker’s VOICE 同僚からヒトコト

部署の仲間にとっては、どんな人?
主に無線市場におけるリピート受注、新作受注の窓⼝対応を⾏なっていらっしゃいますが、ひとくちに窓⼝業務といっても、製造プロセスや品質、技術、採算、すべての分野に精通する知識がないとできないことです。事業部の要となるこの業務を任されているのも、20年を超える実績を持ち、周囲の厚い信頼を集めていらっしゃるからこそ。部内だけでなく、お客様からも信頼されているのを感じます。真⾯⽬に業務に取り組みつつ、チャレンジの心も持たれているので、これからもますます活躍されることを祈っています!