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独自技術で高速回転に対応
京セラの水晶ジャイロセンサ素子技術

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水晶ジャイロセンサ

 ジャイロセンサは、物体の傾きや回転速度を読み取るセンサであり、物や人の状態を把握する重要なセンシングデバイスのひとつであって、IoT社会の発展に不可欠です。

 現在、民生用に量産されているジャイロセンサには、主にシリコンを用いる静電容量方式と、圧電材料を用いるピエゾ方式とがあり、ピエゾ方式の代表的なものが水晶ジャイロセンサです。

京セラ製水晶ジャイロセンサ素子

 従来、ジャイロセンサを高速回転環境下で用いた場合には、大きな遠心力が加わることで構造に歪みが生じるなどの様々な要因によって、正しい回転数を検出することが困難でした。

 京セラは、水晶デバイスの加工技術と、独自の3軸検知構造設計とによって、遠心力が測定精度に及ぼす影響を抑えることに成功しました。これにより、検出可能な回転数の大幅な向上を実現しました。

 従来500rpmを超える回転数を民生用のジャイロセンサで検出することは困難でしたが、京セラの新技術を用いることによって、これまで回転数を測定することができなかった世界中の様々な物体をセンシングすることが可能になると考えています。

 京セラはIoT社会の発展に高度なセンシング技術で貢献して参ります。

3軸検知構造設計に関する基本特許出願は下記のリンクをご参照ください。

WO2018/021166 (2.28 MB)

※本ページは、掲載時点の情報に基づいて作成しており、特許の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。

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