THE NEW VALUE FRONTIER
  1. Home
  2. 知的財産
  3. 知財ニュース一覧
  4. ドライバーの後方確認をサポートする、京セラ車載カメラのUI表示技術

知的財産

IP NEWS知財ニュース

ドライバーの後方確認をサポートする、京セラ車載カメラのUI表示技術

Technology

Automotive-related

昨今の車両には、様々な先進運転支援システム(ADAS)の機能が搭載されており、ドライバーは安全に車両を運転できます。ADASにおいて、重要な役割を果たすデバイスの1つが車載カメラです。車載カメラは、走行時や駐車時に撮影したドライバーの視界に入らない領域の映像でドライバーの運転をサポートするのに用いられます。京セラでは、車載カメラモジュールを国内外で製造・販売しており、また関連する特許を保有することで技術の保護にも努めています。


ドライバーが視認しやすい映像

京セラの車載カメラは、例えば車両の後方を撮影するリアビューカメラ(リアカメラ)に利用できます。京セラの車載カメラは、高解像度かつ優れた夜間視認性を実現しており、様々な環境下であっても視認しやすい車両後方の映像を提供し、ドライバーをサポートします。

車載カメラモジュール|京セラ


ドライバーが視認しやすい表示アシストへ利用

また、京セラの車載カメラは、様々なADASのアプリケーションにも利用できます。京セラでは、お客様が安心して京セラの車載カメラをADAS向けに利用できるように、アプリケーションに関する技術の特許を国内外で複数取得しており、お客様はこれらの技術をご利用いただくことができます。
京セラが獲得している特許の一例を紹介します。

(1) 後側方接近警告機能

ドライバーが車両を後退させる際、車両の右/左後方から他の車両や人などの障害物が接近することを示す警告を、車両後方の映像に重畳させてディスプレイに表示させます。警告は、車両後方の映像の範囲外の障害物について表示されるため、ドライバーの目視だけでは感知しづらい領域の危険に対して早期に注意喚起をすることができます。

保有する特許の一例「特許第7296490号」

【請求項1】
車両と前記車両の右後方又は左後方に存在する対象物との間の距離が減少する場合、前記対象物の位置に応じて、前記車両の後方を撮像した第1映像の右端又は左端に第1画像を重畳させる制御部を備え、
前記対象物が前記第1映像の表示領域外にある場合に、前記第1画像を前記第1映像上で移動させる、表示制御装置。

特許第7296490号公報(2.13 MB)

(2) 視認しやすい後方障害物検知表示機能

ドライバーが車両を後退させる際、車両後方に存在する他の車両や人などの障害物と車両との間に壁状の画像を重畳した映像をディスプレイに表示させ、ドライバーに注意を促します。壁状の画像は、路面からの高さが増すにつれて徐々に透過するように表示されるため、障害物の認識のしやすさと、遠方(壁の向こう側)への視認性を両立することができます。

保有する特許の一例「特許第7007438号」

【請求項1】
車両の後方を撮像して映像を生成する撮像素子と、
前記車両と検出対象の間にある位置に対応する前記映像内の位置に、路面に対して高さ方向に所定の距離延び、前記路面から高さ方向に距離が離れるほど透過率が高くなる認識画像を前記映像上に表示させる制御部と、を備える、
撮像装置。

特許第6762863号公報(1.98 MB)

特許第7007438号公報(2.04 MB)


今後も京セラは、ドライバーの安全運転を支援する車載カメラモジュールの開発を進めて参ります。また、京セラは、これら知的財産権を活用してビジネスの拡大を図っていきます。

※本ページは、掲載時点の情報に基づいて作成しており、特許の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。

Technology

Automotive-related

お問い合わせ

知的財産に関するお問い合わせは、
下記よりご連絡ください。

お問い合わせフォームはこちら

  • Facebook
  • Twitter