糖質代謝状態を手軽に測定する京セラの特許技術
「糖質ダイエットモニタ」

ダイエットで糖質コントロールを行う際、これまで食事メニューの総カロリーや糖質量を目安にしていました。 一方で、様々なダイエット法が考案され、同じ食事でも、食べ合わせや食べる順序を変えることで、糖質代謝が変わってくることが分かり、従来の総カロリーや糖質量を目安にした食事管理だけでは、ダイエットの糖質コントロールの効果に限界があることが分かってきました。
非侵襲的方法による糖質代謝の可視化

京セラは、脈波形状が食事の影響を受けることに着目し、脈波形状の変化から糖質代謝状態を推定する「糖質ダイエットモニタ」の技術を開発しました(※1)。「糖質ダイエットモニタ」は、“脈波をジャイロセンサでセンシングする技術”及び“脈波解析から糖質代謝状態を推定する技術”を用いることで、非侵襲的方法(※2)で食事における糖質代謝を可視化します。
京セラは、ジャイロセンサを用いた脈波センサに関する特許(特許第6180604号、米国特許10390761号)及び脈波解析に基づく糖質代謝推定技術に関する特許(特許第6461323号)を取得しています。
「糖質ダイエットモニタ」は、脈波変化と糖質代謝との相関を発見した知見と、脈波をジャイロセンサで計測するセンシング技術が評価され、CEATEC 2019においてスマートX部門準グランプリを受賞しました。
※1:本技術は、開発中の技術であり、まだ製品化されておりません。
※2:皮膚や身体の開口部に器具の挿入を必要としない手法のこと。
様々なシーンでの応用展開を目指す

「糖質ダイエットモニタ」は、適正なダイエットを支援することで、生活習慣病の予防、健康経営の推進など、利用者の皆様の健康維持活動の見える化に貢献できると考えます。
京セラは、「糖質ダイエットモニタ」の製品化に努めていくとともに、将来的に非侵襲血糖測定に本技術が活用できるように、今後さらなる技術開発を進めてまいります。
【京セラが保有する特許発明の一例は、下記をご参照下さい。】
※本ページは、掲載時点の情報に基づいて作成しており、特許の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。