スマホの気圧検出精度を高めるための構造技術で
「令和２年度関東地方発明表彰 発明奨励賞」を受賞
この度、京セラ社員が、スマホ構造に関する発明（特許第6141098号）について、令和２年度関東地方発明表彰 発明奨励賞を受賞致しました。地方発明表彰は、大正10年に開始され、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。
この発明は、気圧センサの検出精度を高めるための構造に関するもので、京セラのタフネススマホ『Torque G04』でも採用されています。Torque G04には、アウトドア情報などをカメラ画面に表示して静止画や動画が撮影できるAction Overlay機能など、気圧センサを利用したアウトドア向けの機能が搭載されており、この発明が機能向上に貢献しています。
特許第6141098号の概要
この発明の要点は、気圧センサ(11)を載置した回路基板(12)上に、気圧センサ(11)を取り囲む壁(15)を設けることで、電子機器(1)内に気圧センサ(11)専用の小部屋を設けるところにあります。
小部屋には、外気を取り込むための穴(14)を設けることで、小部屋内の気圧と外気圧とを等しくします（実際の製品は、穴(14)に防水通気膜を貼ることで防水性を担保しています。）。電子機器(1)に外圧力がかかっても、壁(15)により小部屋部分の変形を抑制することができるため、より正確な気圧を測定することができます。
＊特許の詳細は下記リンクからご確認ください。
※本ページは、掲載時点(2021/3/3)の情報に基づいて作成しており、特許の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。
