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AIを用いて蔵書管理業務を効率化するシステム
「SHELF EYE®(シェルフ アイ)」

Technology

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京セラコミュニケーションシステムでは、図書館における書架を撮影し、独自の画像解析AIにより個々の背表紙を判定、データベースを参照し、条件に合致する図書を素早くピックアップする技術を保有しています。この技術は「特許第7023338号」として登録されており、蔵書管理サービス「SHELF EYE」で活用されています。


蔵書管理とは?

図書館では通常、年1回の蔵書棚卸しが行われます。蔵書棚卸しでは全ての図書に貼付したバーコードを1冊ずつ読み込んでデータベース照会することに加え、貸出履歴の少ない図書など特定の条件に該当する図書を探し出す作業も行われます。つまり、蔵書棚卸しは大変な時間と労力を要する業務となっています。この対応のため多くの図書館は休館日を設けており、図書館側にとっても、利用者側にとっても、作業時間の短縮が望まれるところです。なお、読み込みがバーコードよりも少し容易となるICタグを利用した蔵書確認の普及も期待されていましたが、全ての図書への添付用ICタグや専用リーダーの導入などで多額の設備投資が必要となることが普及の大きな妨げとなっております。


画像解析AIを利用した蔵書管理のメリット

蔵書管理サービス「SHELF EYE」では、書架を撮影すると、独自の画像解析AIが画像を背表紙ごとに分けて解析することで、図書を特定することができます。このため、従来のバーコードを1冊ずつ読み込む方法と比べて、図書の特定に要する時間が短くなります。

次に、図書館システムで管理されている図書の情報を参照することで、貸出履歴の少ないものなど、条件に合致する図書を特定することもできます。加えて、下の例のように条件に合致する図書の背表紙を赤枠で囲むなど撮影画像の表示に特徴を持たせることで、図書館側の担当者が目的とする図書を簡単に判別することができます。このようにして、バーコードの読み取り機やICタグを用意せずとも効率的な蔵書管理業務を行うことが可能となります。

京セラコミュニケーションシステムでは、AIを活用した独自の蔵書管理サービス「SHELF EYE」において採用される重要な技術を特許として保有しており、多数の図書館などにてご採用いただいております。このような蔵書管理システム、あるいはこの独自技術の応用にご興味をお持ちの方は是非ご連絡ください。

※「SHELF EYE」は、京セラコミュニケーションシステム株式会社の登録商標です。
※本ページは、掲載時点の情報に基づいて作成しており、特許の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。

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