本実証実験は、2025年度に自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を目指す「栃木県ABCプロジェクト※2」の一環として実施されるもので、自動運転バスの運行により国体期間中の来訪者の利便性向上と自動運転バスの有効性検証を図るものです。
■京セラの自動運転バス「trota」
京セラが先進モビリティ株式会社と開発中の自動運転バス「trota」は、当社が開発したステレオカメラ、周辺検知カメラ、ミリ波レーダーと、先進モビリティ社と共同開発したECUシステムを搭載しています。加えて、LiDAR(Light Detection And Ranging)や信号検出用カメラ、GNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナなどのセンサー・システムも搭載しており、本実証実験では、緊急時には同乗のドライバーが手動介入する自動運転レベル2で運行します。これまで、2021年10月4日~22日までの19日間、京セラ滋賀八日市工場と滋賀蒲生工場間の公道を含む約1キロメートルの区間を運行する実証実験なども行っており、無事故での走行実績が評価されております。
■本実証実験の概要
- 日 程 : 2022年9月29日(木)~10月11日(火)(いちご一会とちぎ国体の開催期間:2022年10月1日(土)~10月11日(火))
- 時 間 : 9時~18時頃(13時~14時は運休)
- 最高速度 : 40km/h
- 乗客定員 : 19人(座席15人、立席4人)
- 走行ルート : 東武鉄道西川田駅~栃木県総合運動公園(片道 約0.7km)
- 実施体制
区分 担当 内容 実験主体 栃木県 • 実験全体統括 実験運営 日本工営株式会社 • 実験準備・運営・効果検証 実験運営協力 宇都宮市 • 実験準備・運営の協力
• 地元関係者との調整
• 実験の周知 等ドライバー派遣 関東自動車株式会社 • 実証実験期間中のドライバーの派遣運行計画に関する助言 車両提供 京セラ株式会社
先進モビリティ株式会社• 実験車両の準備・点検保守
• 走行に必要なデータ取得・セットアップ
• 技術的資料・取得データの提供
• 実験車両の走行 等路車協調支援 日本信号株式会社 • 路車協調技術の提供
• 技術的資料・取得データの提供案内表示(ICT LED電光掲示板) 株式会社アークノハラ • 案内表示技術の提供
本実証実験の詳細は、日本工営株式会社のプレスリリースをご覧ください。
https://pdf.irpocket.com/C1954/f909/htD3/cTWh.pdf
※1 いちご一会とちぎ国体の詳細はこちら
https://www.tochigikokutai2022.jp/kokutai/
※2 栃木県ABCプロジェクトの詳細はこちら
http://abc-project.tochigi.jp/index.html