インクジェットプリントヘッド
インクジェット技術とは

インクジェット技術とは

インクジェット技術は数多くの印刷方式の一部であり、一言でインクジェット技術と言っても多種多様な方式が存在します。このページでは、京セラのインクジェットに関する情報や、インクジェット技術を用いたインク吐出の仕組みについてご紹介します。

インクジェットとは

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インクジェットとは、簡単に表すと「数pLの液滴(インク)を印刷したい対象物に吐出させること」です。一般的な家庭にあるインクジェット方式のプリンターでも、インクカートリッジから供給されるインクで数pLの液滴を作り出し、メディア(普通紙や写真紙など)に対して吐出しています。京セラのインクジェットヘッドは商業用と産業用の印刷装置に搭載されています。家庭用インクジェットプリンターと同じ仕組みで、メディアと呼ばれる印刷対象物(紙や布など)に対してインクを吐出し、非接触で印刷を行います。非接触印刷のため、様々なメディアへの印刷が可能です。
京セラのインクジェットヘッドの特徴には、高速で高精細なカラー印刷に加えて、幅広構造により大面積に印刷可能な点が挙げられます。また、商業用、産業用印刷の分野でも十分に稼働する耐久性を有しています。
pL:10-12 L

京セラのインクジェット技術

京セラのインクジェットヘッドは、ドロップオンデマンド方式の中でも、ベンド(撓み)モードを採用しています。強みであるファインセラミックスの独自技術を活かし、高出力・高耐久・大型ピエゾアクチュエータのメリットを存分に生かすためです。

ドロップオンデマンド方式:印刷したい画像データに応じて、インクジェットヘッドからインク滴をメディアに向けて吐出する方式です。

ベンド(撓み)モード:ピエゾアクチュエータが、圧電(ピエゾ)効果により発生する撓みを利用してインクを吐出させる方式です。

インクが吐出される仕組み
インクジェットヘッドにはインクを吐出するノズルが存在し、ノズルまでインクを供給する個別流路が精密に形成されています。
①圧力室に隣接されたピエゾアクチュエータに電圧を印加すると、ピエゾアクチュエータが変形します。
②圧力室内の体積が変化することで圧力波が発生し、ノズルまで到達します。
③圧力波に合わせてタイミングよくピエゾアクチュエータを振動させることで、ノズルからインク滴を吐出させます。

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