風雨や粉塵に耐えうる堅牢性が高評価。
暑熱対策AIシステムを支える京セラ製タブレット。
株式会社ポーラメディカル
風雨や粉塵に耐えうる堅牢性が高評価。
株式会社ポーラメディカル
株式会社ポーラメディカルは、ポーラ・オルビスグループが長年培ってきた研究知見を活かし、美容医療およびヘルスケア分野におけるさまざまなソリューションを展開しています。その一つである暑熱対策AIカメラ『カオカラ』において、京セラ製タブレット「DIGNO® Tab2 5G」をご採用いただきました。
今回は、本取り組みを主導された取締役の清水様に、採用に至った背景や評価のポイント、そして『カオカラ』の特長についてお話を伺いました。
━━御社の事業内容、特に暑熱対策AIカメラ『カオカラ』について教えてください。
当社では、暑熱環境下で働く人の安全対策を目的とした、暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を提供しています。本製品は、タブレットのカメラで撮影した顔画像をもとに解析を行い、作業者一人ひとりの暑熱リスクを判定するソリューションです。判定結果は約3秒という短時間で表示され、暑熱リスクが4段階の色でわかりやすく把握できるようになっています。
特長は、熱中症の発症後ではなく、その手前にある体調変化の“予兆”に着目している点です。ポーラ・オルビスグループが培ってきた顔解析技術を活用し、専用に学習されたAIによる顔の変化の推定と、WBGTの外環境情報を統合し、暑熱リスクを見える化します。取得した情報は、作業者本人だけでなく管理者へもリアルタイムに共有できるため、タイムリーで適切なリスク対策の実施を支援します。
━━カオカラはどのような課題を解決しますか。
昨今猛暑日が増加し、熱中症リスクは年々高まっています。2025年6月には労働安全衛生規則が改正され、高温環境下で作業を行う事業者に対し、熱中症対策の実施が法的義務として課されました。こうした背景の中で、現場でしっかりと機能する安全管理の仕組みづくりが大きな課題となっています。
一方、建設現場や製造現場では、作業員が体調不良を感じても我慢して作業を続けてしまうケースが多く、結果として重症化するリスクがありました。また、管理者側も多数の作業員を同時に管理する必要があるため、個々の体調を把握することが難しく、体調の変化を判断する手がかりも十分にないという問題もあります。
カオカラは、顔画像に基づく客観データを活用することで、こうした課題を解決します。管理者は判定結果をもとに根拠を持って声かけができるため、現場でのコミュニケーションが円滑になります。また、作業者本人も自身の状態を客観的に把握できるため、早期の対策行動につながり、結果として作業者の健康管理や安全確保に役立ちます。
━━京セラ製タブレット「DIGNO® Tab2 5G」を採用いただいた背景を教えてください。
当初は他社製タブレットを利用していましたが、供給面の変化をきっかけに端末の見直しを行うこととなりました。その中で、改めて現場利用に適した端末の要件を整理し、複数メーカーの製品を比較検討しました。
選定にあたってまず重視したのは、物理SIMに対応しているかという点です。現場によってはWi-Fi®環境が整っていない場合も多く、通信手段として物理SIMを利用できることは必須条件でした。さらに、カオカラは基本的に屋根のある場所に設置するものの、実際の工事現場は粉塵が多く、完全な屋内環境とは言えません。雨が横から入り込むこともある半屋外の環境での利用も想定して、過酷な使用条件にも耐えられる十分な耐久性を備えていることも重要な採用基準となりました。
その点、京セラ製タブレット「DIGNO® Tab2 5G」は物理SIMに対応していることに加え、防水(IPX5※1/IPX8※2)・防塵(IP6X※3)性能に優れており、過酷な現場環境においても安定運用できると評価し、採用に至りました。また、選定段階においてタブレットを取り扱う商社やエンドユーザーの現場関係者へヒアリングした結果、防水・防塵性能の面で京セラ製タブレットの評価が高かったことも、最終的な判断を後押ししました。
加えて、カオカラの特長として、提供物は「タブレット+ケーブル」というシンプルな構成であり、電源を入れてネットワークへ接続するだけですぐに運用を開始できます。現場側はスタンドやSIMを準備するだけで導入でき、運用負荷も非常に低い点が強みです。一方で、他社製タブレットでは耐久性を補うためにケースの装着が必要になることもあり、その場合は備品管理の負担が増え、結果として運用ハードルが高まってしまいます。その点、京セラ製タブレットは長期間使用してもキズや摩耗が目立ちにくく、堅牢なボディを備えているため、追加のケースを必要とせず、そのまま現場に投入できる点も高く評価しました。
━━京セラ製タブレット採用後の実感する効果を教えてください。
京セラ製タブレットを採用したカオカラをリリースして約6か月(2026年6月時点)経過しました。現時点ではタブレットの故障報告はなく、順調に稼働しており、京セラ製タブレットの耐久性の高さを改めて実感しています。
━━カオカラの今後の展望を教えてください。
私たちは、「熱中症ゼロ社会への貢献」を目指しています。その実現に向けて、カオカラ単体で熱中症対策のすべてを担うのではなく、他のシステムやサービスと連携しながら、より効果的な対策を実現していく方針です。
カオカラは、暑熱リスクの兆候を捉える“入口”としての役割を担いますが、今後はその先の対策まで含めたトータルソリューションとしての展開を視野に入れています。現場ごとの課題に応じて多様な仕組みと組み合わせることで、より実効性の高い熱中症対策を実現していきたいと考えています。
業種:メーカー
所在地:神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560
URL:カオカラ公式サイト https://kaokara.jp/
株式会社ポーラメディカル公式サイト https://polamed.co.jp/