サーマルプリントヘッド
サーマルプリントヘッドとは

サーマルプリントヘッドとは

サーマルプリントヘッドとは

What's 「サーマルプリントヘッド
(Thermal Printhead)」

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サーマルプリントヘッドとは、サーマル方式の画像出力機器の印画部に使用されるキーデバイスです。
サーマル方式は、身近なものではシールプリント、コンビニのレシートに採用されています。その他にも、物流や食品バーコードラベル、IDカード、航空・鉄道チケット、レントゲンフイルム、食品の日付印刷など、多くの印画にサーマルプリントヘッドは利用されています。
サーマルプリントヘッドは、蓄熱層(グレーズ)上に複数の発熱体(ヒーター)が一列に並んでいます。そのヒーターに電流が流れる際に発生する熱を印画媒体(感熱紙やインクリボン)に伝えることで印画するデバイスです。

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製品概要

300dpi品の発熱体(ヒーター)外観
300dpi品の発熱体(ヒーター)外観
  • ヒーターサイズは、数10μmレベルで形成。
  • ヒーター温度は、瞬間的に数100℃まで上昇する。
  • ヒーターのON/OFFは、µsecオーダーで制御できる。
  • 一列に並んだ複数のヒーターは、選択的に発熱できる。
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サーマル方式の種類

サーマル方式は、直接感熱方式、溶融熱転写方式、昇華熱転写方式に分類されます。

直接感熱方式
(DT)
感熱紙など加熱で変色する特殊な用紙に印画する方式。

主な用途
POSレシート,鉄道チケット,物流ラベル
溶融熱転写方式
(TT)
インクリボン(片面にインクが塗工されたフィルム)と受像紙を密着させながら搬送し、加熱によりインクを受像紙に転写する方式。
インクとバインダで構成されるインク層を全転写する。

主な用途
日付印刷,標示ラベル,物流ラベル
昇華熱転写方式(D2T2) 溶融熱転写方式と基本機構は同じ。
インク層中のインクのみが転写され、熱量に応じて転写量をコントロールすることができる方式。

主な用途
シールプリント,IDカード,フォトプリンタ
※DT:Direct Thermal/TT:Thermal Transfer/
D2T2:Dye Diffusion Thermal Transfer の略。

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サーマルプリントヘッドの
印画原理・構造
サーマルプリントヘッドの印画原理・構造
取り扱いについてのご注意
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用語解説

用語解説
  • ドット密度
    ヒーターの密度を表します。
    1mmの中に何ドットあるかを示す[dot/mm]
    1inchの中に何ドットあるかを示す
    [dot/inch = dpi]で表します。
  • ドットピッチ
    ドット間の距離を表します。ドット密度の逆数になります。
    例えば、ドット密度8dot/mmの場合、1/8=0.125mmになります。
  • ヒーターサイズ
    主走査方向×副走査方向として表します。

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