京セラのサーマルプリントヘッドの特徴的な技術についてご紹介します。
ヒーターサイズを数10μmで形成可能
- 京セラの保有技術により、数10μmの微細なヒーターを形成することが可能です。
- 1inch(=25.4mm)の中に、数100個(=dot)レベルの多数のヒーターを設けることができます。
- サーマルプリントヘッドの場合は、1inchの中に、多くのヒーターを設けること(高解像度化)により微小な文字や2Dコード、写真を鮮鋭に印刷することが可能です。
瞬間的に数100℃まで上昇可能
- マイクロ秒オーダーの瞬間的な時間で数100℃までヒーターが加熱上昇します。
- サーマルプリントヘッドの場合は、印画媒体を搬送しながら加熱する必要があるため、短時間で瞬間的に高温に温度を上げることが欠かせません。
ヒーターのON/OFFは、μsecオーダーで制御可能
- ヒーターのON/OFFをマイクロ秒オーダーでの制御により、加熱→冷却→加熱→冷却…を繰り返すことが可能です。
- ヒーター設計と加熱制御により任意温度に制御することが可能です。
- サーマルプリントヘッドの場合は、印画媒体を搬送しながら、デジタルデータをもとに1行ずつ画像や文字を形成(印画)します。
デジタルデータに対する印画ドットの再現性が求められるため、短時間でのヒーターのON/OFF制御が欠かせません。
複数のヒーターを選択的に発熱可能
- 複数設けられたヒーターは、それぞれが独立しているため、加熱制御によりヒーター個別に発熱する・発熱しないを選択することが可能です。
- サーマルプリントヘッドの場合は、専用のドライバICを使うことで外部の信号に応じてヒーターの熱制御を実現しています。
画像や文字を形成(印画)するためには任意のヒーターを選択的に発熱させることが必要です。
京セラのサーマルプリントヘッド資料をダウンロード
サーマルプリントヘッドの詳しい仕組みや構造をまとめた資料をご用意しています。ぜひお役立てください。