Top 100 グローバル・イノベーター2025に選出

Top 100 グローバル・イノベーター2025に選出
京セラは、世界で最も革新的な企業・機関100社を選出する「Top 100 グローバル・イノベーター 2025」に選出されました。
Top 100 グローバル・イノベーター 2025は、世界的な情報サービス企業であるClarivate(クラリベイト)社が、保有する特許データベースをもとに、世界で最も革新的な企業・機関トップ100社を選出するものです。
単に発明の件数が多い企業・機関を表彰するものではなく、2000年以降に少なくとも500件の発明を発表し、さらに過去5年間に新たに100件の発明が特許登録されている企業・機関の中から、「影響力」「成功率」「地理的投資」「希少性」という発明に関する4つの要素により評価を行い、世界で最も革新的な企業・機関トップ100社が選出されます。
京セラが長年にわたり培ってきた技術開発力と、世界市場における特許戦略の卓越性が高く評価されたことが今回の受賞につながりました。これにより、去年に引き続き通算9度目の受賞となりました。
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京セラの知的財産に対する取り組み
京セラは、「事業を守り、事業を強くする法務知財活動に徹する」を行動指針とし、知的財産を経営の重要戦略と位置付けています。世界各地で生じる知的財産リスクに備え、世界を5つの地域に分けた「グローバル法務知財5極体制」を構築しています。主要拠点に知的財産担当者を配置し、各拠点間で連携しながらより事業に密着した知的財産の保護と活用を推進しています。
また、京セラは、「知財戦略を事業戦略に組み込んでいくこと」を知財活動のミッションとしています。IPランドスケープなどの手法を用い、事業戦略検討の初期段階から知財戦略を提案することで、各事業をより強固なものにしています。優れた知的財産や無形資産は競争優位性をもたらし、高収益・高シェア体質を維持する源泉となるため、得られた収益を技術と知的財産の強化に再投資するサイクルを回し、将来の事業成長へとつなげています。
知財活動の成果は、「事業貢献金額」という形にして示しています。これは、保有特許の活用による売上増加、ライセンス収入、および支出削減の合計であり、KPI(重要業績評価指標)として毎年追跡することで知財活動の経済的価値を示しています。また、多様な市場への技術提案力を維持するため、国内外・多分野で多くの特許を取得し、知的財産の強化を図っています。
保有する独自技術の一部を外部に公開する「知的財産WEBサイト」を設け、積極的な知的財産の活用にも取り組んでおり、実際に協業へと発展したケースもあります。さらに、お客様を模倣品の被害から守るため、世界中の通販サイトや流通現場で監視調査を実施するとともに、警告や行政摘発、真がん判定用ホログラムシールの採用など、模倣品対策も徹底しています。
京セラは、今回栄えある本賞を受賞できましたことを励みに、今後も事業の保護・成長に貢献する知的財産の創出と活用に取り組んでまいります。