2018年入社商品開発

大学院卒業後、電子部品・デバイスの新規材料や人体検知センサの開発研究に７年間従事。2018年からは京セラ鹿児島国分工場の電子部品開発部で、コンデンサ内部電極の開発を担当している。

仲間が幸せに働ける、
世界No.1コンデンサメーカーに。

最先端の電子機器に欠かせない
小型・高容量コンデンサを開発。

私が所属する部署では、スマートフォンなどの通信機器や自動運転用デバイスなどの車載機器、通信基地局の機器などに使用されるコンデンサを開発しています。私が担当する業務は、高い電極形成と薄層化を実現できる内部電極ペーストの開発です。さまざまな電子機器において小型化・高性能化が進んでいますが、そのためにはコンデンサ、さらにはその中の内部電極も薄く小さく、高性能にしていく必要があります。多層積層になっているコンデンサの各層にある内部電極をミクロン単位で薄くすること。そして薄くても容量を担保できるよう、内部電極で誘電体を確実に覆う仕様にすることが、私の役割です。気が遠くなるような細かい作業ですが、内部電極は業界をリードする最新のコンデンサを開発するための重要なパーツなので、大きなやりがいを感じています。

優秀な技術者と切磋琢磨することで
成長でき、正当に評価される環境。

前職では、関西にて電子部品・デバイス分野の新製品開発を行っていました。転職を決意したのは、「同じ製品開発をするなら地元・九州に貢献したい」、「子どもたちを自然の中で育てたい」という思いがあったからです。そういう意味で、鹿児島に大規模な工場を持ち、九州から世界最先端の技術を発信する数少ない大手電子部品メーカーである京セラへの入社は、技術者としても父親としても理想的な選択だったと確信しています。
京セラは事業領域が多岐にわたるため、特に技術者としては学べることが多く、OJTや日々の経験を通じて多くの知識を得ています。課題に対する提案力や解決力も高まったことで、入社当初はまだ周りに付いていくのに必死でしたが、少しずつ社内外の優秀な技術者たちとも対等に議論でき、自ら開発の方向性を示せるようになりました。先輩社員や上司もそのような私の姿を見てわざわざ声をかけに来てくれたり、積極的に新しい分野の仕事を任せてくれたりと、中途入社でもしっかりと目を配ってもらえ、正当に評価される環境をありがたく思っています。

京セラの経営理念に共感。
私も仲間の「幸福の土台」をつくりたい。

会社の方針である経営理念は、そこで働く自分にとっても、常に心に留め、迷ったときに立ち返る大切な指針だと考えています。京セラの経営理念には「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という言葉があるのですが、私はこの言葉が特に気に入っています。
今はまだ入社間もない身ですが、将来的には事業計画やロードマップを描き、コンデンサ事業を引っ張っていけるリーダーになりたいという夢を持っています。自分がリーダーとなることで、共に働く仲間がやりがいを感じ、楽しく働ける環境、つまりは「全従業員の物心両面の幸福」の土台を作っていきたいからです。

ABOUT KYOCERA

より良いものをつくるために一致団結し、
世界No.1コンデンサメーカーを目指す。

私が「全従業員の物心両面の幸福」の土台をつくりたいと思うのには理由があります。入社当時の私は、人の名前や新しいルールを覚えるのに必死でした。しかし部署の全員が積極的に話しかけてくれたり、忙しい中でも進んで業務を教えてくれたりしたことで、気持ちがずいぶん楽になった経験があるからです。また実際の業務でも、より良いものを作るために一致団結して知恵を出し合い、若手が失敗したときには他部署の先輩までフォローしてくれるという良い雰囲気があります。こうした強い仲間意識や、相手を尊重してフォローし合える関係こそが、京セラの強みだと思います。
しかも京セラの仲間たちは皆、夢と情熱を持って仕事に取り組む人ばかり。休憩時間や昼食の時でさえ「どうやったら課題を最短で効果的に改善できるか」と話し合うなど、世界最先端の製品や他社より優れた技術を創出するために常に切磋琢磨しています。このような仲間たちとなら、京セラを世界No.1のコンデンサメーカーにすることも、不可能ではないと思っています。

都会も自然もあるのがいいところ。

週末には、2人の子どもたちと公園で遊ぶことが多いです。鹿児島には動物園や水族館、天文館などの繁華街に加え、海や山といった自然もたっぷりあります。都会にも近く、通勤もラクなので、仕事もプライベートも両方楽しめるようになりました。今は職場と同じ霧島市内に新居を計画中。大都会と比べてゆったりとした住まいにできるので、庭に遊具をつくったり、ネットを張って野球やゴルフの練習をしたり、BBQをしたり……と夢が膨らむばかりです。