水と原料の粉そして、粉砕用のセラミックボールとともに“ミル”と呼ばれるミキサーのような装置に入れて粉砕、混合します。
1μm(0.001mm)ほどの小さな粒子に大きさを揃え、スラリー状の原料にすることによって均一に混合されます。
※スラリー:水にファインセラミック粒子が混ざった泥水状態のもの。
スプレードライヤーという装置でスラリー状の原料から水分を蒸発させて、顆粒状の粉末にします。
顆粒状の粉末をナイフ形の金型に充填します。
1cm2 あたり約1トンの力をかけて押し固め、成形します。
焼成炉の中で焼き固めます。温度を細かく管理するところが他の焼きものと大きく違うところです。
焼成すると、焼成前と比べて大きさは3/4、体積は半分近くまで縮みます。あらかじめ縮むことを考慮して成形しているので、焼成後の大きさがねらい通りの寸法に仕上がります。
ダイヤモンド製の砥石で研いで、鋭い刃になるように仕上げます。
完成です。