触覚伝達デバイスとは
力・振動・動きを与えることで、ユーザーが「実際にモノに触れているような感触」を得ることが出来る皮膚感覚フィードバック技術をハプティクス(Haptics)と呼び、この技術を用いた振動装置を触感伝達デバイスと呼びます。ハプティクス自体は古くから知られていましたが、近年、バーチャルリアリティ技術(VR)などにおいて、リアルさを追求できる技術として注目されています。触感を発生させる触感伝達デバイスには様々な種類があります。
触覚伝達デバイスの種類
触感を発生させる触感伝達デバイスには様々な種類があります。偏心モーター、リニアアクチュエータ、ソレノイドなどの電磁石方式、圧電セラミック振動素子(ピエゾセラミック)などの圧電方式等、様々な種類があります。それぞれのデバイスには特徴があり、用途に応じた使い方をされます。
圧電セラミック振動素子(ピエゾセラミック)を使用した京セラの「HAPTIVITY®」
京セラは、圧電セラミック振動素子を採用し、独自の触感伝達技術「HAPTIVITY®」を開発しています。圧電セラミック振動素子は、押圧を検知して電圧を発生させる機能(圧電効果)と、電圧を加えると変形して微細な振動を発生させる機能(逆圧電効果)を併せ持つ触覚伝達デバイスです。特長である優れた応答性により、本物のボタンのような触感を実現します。小型、薄型な形状は狭いスペースでの利用に適しており、製品の省スペース化、設計自由度の向上、また、フラットな形状により製品のデザイン性向上に貢献できると考えています。
HAPTIVITY®の詳細はこちら HAPTIVITY®を実現する製品-HAPTIVITY® BLOCKの詳細はこちら京セラ独自の触覚伝達技術「HAPTIVITY®」に少しでもご興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせください。