最新の技術とデザイン
CAD/CAM技術の研究・開発・製造のパイオニア
2022年6月18日に京セラ株式会社主催、講師 Dr. James Chow(The Dental Implant & Maxillofacial Center in Hong Kong)、通訳 覚本貴仁先生(栃木県 覚本歯科医院)によるウェビナー「Digital revolution in implant dentistry- Nexus IOS workflow for full-arch implant restoration」を開催し、多くの先生方にご参加いただきました。
本ウェビナーではデジタル技術を用いてどのように治療過程と治療結果をより良くできるかについて、症例に基づいて解説いただくとともに、Implant Solutions社が開発したフルアーチインプラント修復ソリューションのNexus IOSプロトコールについて紹介いただきました。
Direct Digital impressionはインプラント修復で多く応用されており、特に単独歯、少数歯欠損においては予知性の高い治療であるとされていますが、各文献からもフルアーチの症例のおいて正確性は限定的であることが報告されています。Dr. James Chowは、『特ににフルアーチの症例のようなロングスパンの症例においては、これらの問題に対応するスキャン治具とスキャンプロトコールが必要であり、今回開発されたスキャンゲージとNexus IOSプロトコールはこれらの解決につながる』として、In Vitroのデータと臨床例に基づき解説いただきました。
また、インプラント補綴においては、審美性はもちろんでありますが、補綴物の耐久性が重要です。特にCAD/CAMの発達により、ジルコニアやアクリルなどの各種材料が使用されています。
オステオンデジタルジャパン株式会社より提供されるNEXUSインプラントブリッジ歯科技工物は、デザイン研究に基づき開発されたメタルバーフレームに、ジルコニア、アクリルのオーバーレイをセメントで接着する補綴物です。従来このようなジルコニアのインプラントブリッジではチタンベースの上にジルコニアのフレームワークを接着するデザインが使用されています。『NEXUSインプラントブリッジ歯科技工物はこれらチタンベース型に比べて広いセメント面積が確保することができ、また、NEXUSフレームワークはスリムなデザインながらオーバーレイの厚みを確保できるデザインとなっており、従来のバーデザインに比べて強度が高いことが確認されている』と解説いただきました。
Dr. James Chowは、『これらNEXUSシステムは、正確性と操作性が高く、フルアーチの症例においてもデジタル技術を使用された予知性の高いインプラント治療が可能である』と講演を締めくくられました。
*本ウェビナーでご紹介いただきましたNEXUS IOSについて、ご説明をご希望される場合は、弊社までご連絡の程宜しくお願いします。
●「Nexus」はImplant Solutions PTY,LTDの技工サービスの登録商標です。
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