THE NEW VALUE FRONTIER

多様な人材と働き方

さまざまなバックボーンをもつ社員が、各フィールドで自分らしく活躍

WORK_STYLE 育児休職を選択したことで、父親としても社員としても成長できた。

profile

金山 紘達
KANAYAMA KOUTATSU
みなとみらいリサーチセンター
研究開発本部
笑顔の金山 紘達さんの写真

大学で学んだ工学の知識を活かして、携帯電話の開発に関わることを夢に、京セラに入社。携帯電話と燃料電池の分野に従事したのち、「モノからコトへ」の事業方針に感銘を受けてビジネスソリューション推進部に異動。現在は日々新しいサービスの事業計画に奮闘している。尊敬する人は、世界中で子育てをがんばる全ての人たち。

笑顔の金山 紘達さんの写真

KANAYAMA KOUTATSU’S
WORK LIFE LOG
私のワークライフログ

金山 紘達さんのワークライフを時系列にイベントごとに充実度を表したグラフ。詳細は下記。
  • 京セラ入社

    携帯電話業界のなかでも、特にデザイン性が高いと感じた京セラに入社。好きな仕事に関われる喜びと、仲の良い同期たちの存在を励みに、忙しい日々を乗り越えていました。

    2008年 充実度70%
  • 転勤

    転勤に伴って大阪へ。新天地での仕事に不安もありましたが、初めてプロジェクトに⼀気通貫で関われることにワクワクしていました。社員として、大きく成長できた時期です。

    2012年 充実度80%
  • 結婚

    妻のために仕事を頑張ろう!とモチベーションがアップ。家での時間を大切にするために、できる限り前倒しで業務を進めて、早く帰るようにしていました。

    2015年 充実度90%
  • 異動

    携帯電話の設計部門から燃料電池の設計部門へ異動となりました。未経験の分野でしたが、新たな知見を得るチャンスだ!と前向きに捉え、業務スキル向上をめざしました。

    長男誕生

    子育てにおける妻の負担が大きいことに気づき、長男が6ヶ月〜12ヶ月の半年間、育児休職(育休)制度を利用しました。子どもの成長を見守るという、貴重な経験ができたことに感謝です。

    2016年 充実度70%
  • 転勤・リーダー立候補

    横浜へ転勤しました。年齢的にも責任ある役職に就きたいと思い、リーダー職に立候補。育休後も自分の意思でキャリアを重ねていける環境が整っていることを感じました。

    異動

    事業方針に感動し、事業企画への異動を希望。育休をきっかけに、なんでも妻と協議して決めるようにしていたのですが、「挑戦してみたらいいよ!」と応援してくれました。

    2018年 充実度90%
  • 次男誕生

    上の子での経験を活かし、妻の妊娠期間中から2回目の育休取得を計画。今回は次男が1ヶ月半〜7ヶ月半の間に育休を取ったので、長男の時とはまた違った育児体験ができて、新鮮でした。

    2019年 充実度80%

TURNING POINT 私のターニングポイントは…

育児休職制度を利用したこと

制度を利用する前は周囲の反応や評価が不安でした。しかし実際に相談すると、上司や同僚が、すぐにサポート体制に入ってくれましたし、復帰後も自分の思い描いていたキャリアを歩むことができています。育休を通して妻とのコミュニケーションも増え、家族の絆も強まったので、本当に取得して良かったと思っています。

ふたりの子供と金山 紘達さんの写真

MY RULE.01 仕事のマイルール

相手の状況に応じた気遣いを忘れない。

育児休職を実現できたのは、同僚たちのサポートがあったからこそ。育休を通して、職場の仲間同士がそれぞれの事情に配慮しながら助け合うことの大切さを実感しました。この経験を忘れず、常に相手の状況や背景にある事情を気遣うようにしています。

MY RULE.02 くらしのマイルール

「お手伝い」ではなく「自分ごと」として育児を行う。

子育ては夫婦二人で行うべきものだと考えています。だからこそ「おむつ替えだけ」「寝かしつけだけ」といった「お手伝い」のようなかたちではなく、帰宅後や休日は丸ごと育児を引き受けるようにしています。夫婦どちらもが自分ごととして育児に向き合い、たくさんコミュニケーションをとることが円満の秘訣だと感じています。

coworker’s VOICE 同僚からヒトコト

金山さんは部署内でどんな存在ですか?

対話を重視する方なので、異動先でもすぐに周囲と打ち解け、風通しのいい環境をつくっておられます。後輩や新メンバーとの交流も活発で、人脈も広いです。先行事例がほとんどない中で育児休職を検討されていたので、職場に負担をかけてしまうかも、と悩まれていたのを覚えています。しかし金山さんの育休取得は、サポートする側の僕たちに残業軽減や業務の効率化を考える、いいきっかけを与えてくれました。また後に続く後輩男性社員も育休を取得しやすくなるなど、職場全体からみてもいい道筋を拓いていただいたと感じています。

広がり育つD&I ~金山さんの今~

取材から2年。そのあいだにどんな変化があったか、
2023年時点での金山さんを追加取材してみました。

家族と金山 紘達さんの写真
仕事の今 WORK NOW

男性社員の育児参加を推進するために、2022年には社内イベント「育Qトークカフェ座談会」に登壇しました。発信する立場になることで、制度や子育てについて考える機会が増えましたし、情報への感度が上がったと思います。今いる部署ではこの2年で3名の男性が育児休職を取得され、先日は以前所属していた部署の後輩から育児休職について相談を受ける機会もありました。少しずつですが、取得率が上がってきていることがうれしいです。

暮らしの今 LIFE NOW

子どもたちが小学生、幼稚園と大きくなってきたこと、自分自身も育児に慣れてきたことで、仕事と両立する大変さは少し減ったかなと思います。数字やルールが理解できるようになってきたので、家族全員でトランプやUNOなどのカードゲームを楽しんでいます。一緒にできることが増えて、子育ての喜びも広がっているように感じます。