about Relios その凸凹には、意図がある。 インプラント表面の微細な凹凸が、骨とチタンの結合を促進させる。 about Relios その凸凹には、意図がある。 インプラント表面の微細な凹凸が、骨とチタンの結合を促進させる。

1. 母材 (KYOCERA Select CP-Ti G4)

強度評価

FINESIA Reliosの素材は、冷間強加工されたCP-Ti G4から京セラが強度指定した母材のみを採用し、純チタンでありながらTi-6AI-4V ELI(規格値)と同等の強度※を有しています。

※「引張強さ」「降伏強さ」「伸び」

焼鈍材と冷間強加工材の純チタン材のミクロ組織(自社で観察) 焼鈍材と冷間強加工材の純チタン材のミクロ組織(自社で観察)

引張試験

降伏強さ(0.2%耐久)のグラフ

引張強さのグラフ

ASTM E8準拠の引張試験より
CP Ti Grade4B:ISO5832-2 Grade 4B機械的特性規格値 Ti-6Al-4V ELI:ASTM F136機械的特性規格値
KYOCERA Select CP-Ti G4:ASTM E8 準拠の引張試験(自社実測値)

2. 表面処理技術

1表面加工

アルミナによるサンドブラスト処理で「粗面」「形成後」、酸溶液によるエッチングで微細な凹凸を形成します(右図SEM画像)。この微細な凹凸は細胞の初期密着、増殖、分化、石灰化に影響し、骨芽細胞の骨形成に有効な微細環境であると言われています。

【参考文献】R.L.Sammons et al.Clin.Oral Implants Res.,16,657-666(2005)

SEM画像

母材別表面処理のSEM画像一覧表

(自社で観察)

2ウサギ脛骨除去トルク試験 「FINESIAの模擬検体(直径φ3.7mm/長さ6.6mm)で実施。」
ウサギ脛骨に4週間埋入後の
除去トルク値

KYOCERA Select CP-Ti G4に『ブラスト&酸エッチング』を施したインプラント体の除去トルク値はTi-6AI-4V ELIに同処理したインプラント体と比較して有意に高く、『ブラスト&HAコーティング』を施したインプラント体と同等の除去トルク値を示しました。

母材別除去トルク値の比較図

【参考文献】 石崎 智大, 叶井 里歩, 黒嶋 伸一郎, 鈴江 正義, 澤瀬 隆. インプラントの材質と表面性状が家兎脛骨に埋入されたデンタルインプラントの骨結合に与える影響. 日本口腔インプラント学会誌 (0914-6695)33巻特別号 Page318(2020.09)

ウサギ脛骨に4週間埋入後の
断面SEM写真

KYOCERA Select CP-Ti G4にブラスト&酸エッチングを施したインプラント体には基材表面に微細な凹凸が形成されており、骨が入り込んでいる様子が確認されました。

ウサギ脛骨埋入4週後の骨
- 材料界面の断面写真(自社で観察)

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