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一段と加速するスマートフォンへの移行

 今や国内でもすっかり市場の主役となった感のあるスマートフォン。auでも1年間に販売される端末のうち、約70%以上がスマートフォンになり、契約者全体のスマートフォンの浸透率が37%に達するなど、スマートフォンへの移行が本格的になってきた。少し前まで、スマートフォンと言えば、情報感度やリテラシーの高いユーザー向け、ネットが欠かせない人向けなどと言われてきたが、現在では各携帯電話事業者だけでなく、ビジネスから日常生活に至るまで、さまざまな企業や団体によるサービスが提供されるようになり、誰もがごく当たり前のように、スマートフォンへの移行を検討する状況になってきている。特に、auの場合、固定回線と組み合わせて割安になる「auスマートバリュー」に加え、アプリ取り放題の「auスマートパス」、音楽や映像、電子ブックを楽しめる「うたパス」「ビデオパス」「ブックパス」など、スマートフォンを存分に楽しむためのサービスが充実しており、今夏以降もスマートフォンへの移行が一段と加速することは間違いないと言われている。

 ただ、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進んでいく状況において、現在、フィーチャーフォンを使っているユーザーから見ると、少し不安というか、気になることが多いのも事実だ。たとえば、ここ2年ほどの間に、スマートフォンに移行したユーザーの反応を見てみると、「電池が持たない」「なかなか使い方に慣れない」「デザインが似通っている」といった意見が聞かれ、スマートフォンに興味はあるものの、いざ自分の立場で考えると、なかなか移行に踏み切れない面がある。

写真:昨年5月に発売された「URBANO PROGRESSO」昨年5月に発売された「URBANO PROGRESSO」

 今回、auから発売される京セラ製スマートフォン「URBANO L01」は、フィーチャーフォンからスマートフォンへ移行するユーザーをはじめ、スマートフォンの買い換えユーザーにも安心しておすすめできる実力派のモデルだ。auのURBANOシリーズと言えば、都会的なイメージを持つオトナのケータイとして、これまでもフィーチャーフォンがラインアップされ、昨年5月にはURBANOシリーズ初のスマートフォン「URBANO PROGRESSO」(京セラ製)が発売され、落ち着きのあるデザインと使いやすさで各方面から高い評価を得ていた。今回のURBANO L01は、URBANO PROGRESSOの後継モデルに位置付けられ、上質なデザインとこだわりの使いやすさに磨きをかける一方、ハイエンドモデルに匹敵するスペックを実現することにより、今まで以上に幅広いユーザーにおすすめできるスマートフォンとして、仕上げられているという印象だ。

 なかでも急速充電にも対応した2700mAh大容量バッテリー、京セラ製端末でおなじみのスマートソニックレシーバー、利用状況に応じて的確に消費電力を抑える省電力ナビ、快適な通信環境を実現するインテリジェントWi-Fi、初心者にもわかりやすいエントリーホームなど、ユーザーの実際の利用シーンを考慮した機能を揃えており、スマートフォンやケータイの勘どころをよく知る京セラらしいモデルと言えそうだ。

 国内ではあまり知られていないが、同社はもっとも激戦と言われる北米市場において、「Hydro」や「Torque」といった個性派モデルを次々と生み出しており、品質の良さとともに、ユーザーに着実に支持を得てきている。また、国内においては、同社の国内向け初のAndroidスマートフォンとなった「DIGNO」などを手掛ける一方、フィーチャーフォンではメインのラインアップのほかに、子ども向けの「mamorino」シリーズからシニア向けの「簡単ケータイ」まで、幅広いモデルを開発するなど、ユーザーの多様なニーズに着実に応えてきている。今回のURBANO L01もそういった京セラの使いやすさへのこだわり、モノ作りに対する堅実な姿勢がしっかりと表われたスマートフォンとなっている。

写真:ラインナップ

左から、京セラの国内向けAndroidスマートフォン「DIGNO S」、シニア向けフィーチャーフォン「簡単ケータイ K012」、子ども向けフィーチャーフォン「mamorino3」

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