KYOCERA

スマートフォンを聞きやすく

写真:ディスプレイ全体が受話口になる「スマートソニックレシーバー」を採用しており、受話口などの開口部分がないディスプレイ全体が受話口になる「スマートソニックレシーバー」を採用しており、受話口などの開口部分がない

 URBANO L01のハードウェアでもうひとつ注目すべきは、京セラ製端末でおなじみとなった「スマートソニックレシーバー」だ。一般的に、スマートフォンでもフィーチャーフォンでも音声通話のために、受話口にレシーバー(スピーカー)が内蔵されており、この部分を耳に当てると、相手からの音声などが聞こえてくる。これに対し、スマートソニックレシーバーはディスプレイからの音と振動で相手の声を伝えるというしくみを採用しているため、相手の声がクリアに聞こえるうえ、ディスプレイ全体が受話口になるため、耳に当てる位置を気にする必要がなく、耳にぴったりディスプレイを当てて、本体で片耳をふさぐような状態で通話ができるため、騒がしいところでも確実に相手の声を聞くことができる。

 そして、このスマートソニックレシーバーを活かすための通話機能も充実している。たとえば、背面に備えられた専用マイクで周囲の音を検知し、通話中に周囲の雑音を抑え、相手に声を伝えやすくする「ノイズキャンセル」、相手の声がゆっくり聞こえる「ゆっくり通話」は、従来モデルから受け継がれているが、新たに相手の声の聞こえ方を調整する「聞こえ調整」という機能も搭載された。この機能は相手の声の聞こえ方を「やわらかく」「はっきりと」「おさえめに」の3つのパターンに設定できるもので、他の音声サポート機能と同じように、通話中の画面でも切り替えることができる。また、フィーチャーフォンではほぼ標準的に搭載されていながら、スマートフォンでは当初、あまり搭載する機種が多くなかった伝言メモ機能も搭載されているが、ユーザーが実際に操作しやすいように、電話アプリの画面下にアイコンをレイアウトして、すぐに利用できるようにしている。

 スマートフォンはアプリを追加することで、ユーザーが自由にカスタマイズできることなどが魅力とされているが、フィーチャーフォンから続く音声通話のような基本機能がしっかりと作り込まれているのは、乗り換えユーザーにも買い換えユーザーにも安心だ。

写真:相手の声の聞こえ方を3パターンに設定できる「聞こえ調整」や、「ゆっくり通話」、「ノイズキャンセル」が利用できる

相手の声の聞こえ方を3パターンに設定できる「聞こえ調整」や、「ゆっくり通話」、「ノイズキャンセル」が利用できる

写真:電話アプリの画面下に「伝言メモ」のアイコンがレイアウトされている

電話アプリの画面下に「伝言メモ」のアイコンがレイアウトされている

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