ニュースリリース

京セラEPA、南海電鉄、関西電力とのオフサイト型コーポレートPPAに合意

フロート型太陽光発電所を新設し、南海電鉄へ再エネ電力を供給

 
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京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)が全額出資する京セラEPA合同会社(以下:京セラEPA)は、本年9月、関西電力株式会社(以下、関西電力)、南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)とともに、南海電鉄高野線に再生可能エネルギー由来の電力を供給するオフサイト型コーポレートPPA1に関する契約に合意しましたのでお知らせします。

本契約に基づき、京セラEPAが兵庫県内のため池に約2,000kWのフロート型太陽光発電設備を新設・運営し、関西電力が小売事業者として調達した電力を南海電鉄へ供給します。供給開始は2026年4月を予定しています。

スキーム図.png

この電力は、南海電鉄高野線において2025年度末に運行開始予定の新観光列車「GRAN 天空」および同区間を走行する「特急こうや」に充当され、年間約1,100t2のCO₂排出量削減(一般家庭約450世帯分に相当)が見込まれます。

また、フロート型太陽光発電は、ため池の水面を活用することで土地利用への影響を抑えられるほか、直射日光を遮ることで藻や水草の異常繁殖を抑制し、水の蒸発を防ぐ効果も期待されています。

京セラは、太陽光発電システムの開発に加え、発電所の運営、企業や一般家庭の屋根への設置拡大による再生可能エネルギー電源の創出、さらには余剰電力の調達・提供を行うソリューション事業など、幅広い形でクリーンエネルギーの普及に取り組んでいます。こうした事業を通じて、企業や地域社会と協働し、持続可能な未来の実現を目指しています。南海電鉄が推進する「南海グループ環境ビジョン2030」は、鉄道事業における脱炭素化の先進的な取り組みであり、京セラは本件のコーポレートPPAを通じて、その実現に貢献してまいります。

■事業概要

発電事業者

京セラEPA合同会社

小売事業者

関西電力株式会社

需要家

南海電気鉄道株式会社

発電出力

約2,000kW

供給開始時期

2026年4月(予定)

※1:「Power Purchase Agreement」(電力供給契約)の略。需要家と発電事業者が小売電気事業者を介して長期・固定価格での電力購入契約を結ぶ電力供給・調達方法。
※2:関西電力「電源構成およびCO2排出係数 2024年度実績」に基づき算出。

記載されている内容は、報道機関向けの発表文章であり、発表日現在のものです。ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。