内視鏡手術の死角を減らす「カメラ付きトロカール」
京セラは、内視鏡手術で使用されるトロカールに小型カメラを搭載した
「カメラ付きトロカール」関連の特許及び意匠を開放いたします。
トロカールとは
トロカールとは、内視鏡手術において使用される手術器具です。
内視鏡手術では、患者の体表に開けた穴から、小型カメラを挿入し、そのカメラの映像を確認しながら、患者の体内で手術を行います。この手術に必要なスペースを確保するため、体内に炭酸ガスを注入します。この炭酸ガスを注入するとともに、炭酸ガスが漏洩することを防止しつつ、鉗子等の手術器具を、体内に挿入することを可能にする器具がトロカールです。
内視鏡手術における患者の負荷を軽減するためには、できるだけ体表に開ける穴の数を少なくするべきです。穴の数を少なくするために、体内に挿入できる小型カメラの数は制限され、様々な方向からの視野を確保することは困難でした。
カメラ付きトロカールの特徴
カメラ付きトロカールは、小型カメラを先端に設けたことが特徴です。術者の手元の 操作により、簡単に小型カメラを格納・展開することができ、患者の体内への挿入時には小型カメラを格納し、挿入後に展開して使用することができます。これにより、カメラ付きトロカールは、カメラ用の体表の穴を追加で設けることなく、手術器具の挿入方向からの視野を提供することができ、手術の安全性を高めることが期待できます。
京セラは、小型カメラの格納・展開構造に関する特許(特許第6687642号、特許第6647166号など)を含む下記の特許群、意匠群を保有しており、これらについてライセンス提供又は譲渡することが可能です。特許をご活用くださる皆様のご連絡をお待ちしております。
■カメラの開閉構造関連
- 特許第6687642号 US11,083,489 DE602016044740.1 FR3387982
- 特許第6669625号
- 特許第6710617号
- 特許第6633492号
- 特許第6599840号
- 特許第6599839号
- 特許第6647166号
- 特許第6631994号
- 特許第6482314号
■シール構造関連
■筐体構造関連
■表示画像関連
■意匠
※本ページは、掲載時点の情報に基づいて作成しており、特許および意匠の権利状況等は最新の状況とは異なる場合があります。