液晶ディスプレイのプロセス
ここでは一般的な液晶ディスプレイのプロセスについてご紹介します。液晶ディスプレイの構造について詳しく知りたい方は、こちらもご参考にしてください。
一般的な液晶ディスプレイのプロセス

液晶ディスプレイは、ガラスにTFTやカラーフィルタを成膜、それらを貼り合わせたのち、ガラスを分断し液晶注入、その後、液晶駆動用ICやフレキシブル基板などを実装、組み立てする事で完成します。
※TFT:薄膜トランジスタ
/Thin Film Transistor
①TFT成膜工程
ガラスにTFT(Thin Film Transistor)を成膜、形成する工程
②カラーフィルタ工程
ガラスにR(赤)G(緑)B(青)のカラーレジストを成膜、フルカラーの表示を実現する工程
③貼り合わせ工程
TFTを成膜したガラスとカラーフィルタを成膜したガラスを貼り合わせる工程
④分断・注入工程
貼り合わせしたガラス基板をディスプレイのサイズに合わせて分断し、2枚のガラスの間に、液晶を注入する工程
⑤実装・組立工程
液晶駆動用ICやフレキシブル基板などを実装し、筐体にディスプレイを組み込む工程
京セラの液晶ディスプレイのプロセスの特徴
京セラは、長年ディスプレイをお客様に供給している中で、最も最適なディスプレイを提供できるプロセスを開発してきました。最大の特徴はその自由度の高さにあります。以下、各プロセスの特徴を紹介します。
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TFT成膜工程工程の自由度が高く、一つのラインにおいて二種類の半導体(a-SiとLTPS)の応用製品を作ることが出来る併用ラインが特長になります。
フォトダイオードを形成したイメージセンサー(X線センサー用TFTアレイ)、AMOLEDやLEDのTFTバックプレーンなど、様々なバリエーションの製品をご提案できます。
※a-Si:アモルファスシリコン
/Amorphous Silicon
※LTPS:低温ポリシリコン
/Low Temperature Polycrystalline Silicon
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分断、注入工程ガラスを異形にカットする事ができ、お客様の筐体に合わせたディスプレイがご提案できます。お客様のデザインに合わせてディスプレイの外形を加工することで、デザイン性が重視されるお客様の製品(デバイス)に貢献します。
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実装、組立工程実装、組立工程は自由度の高い工程です。例えば、液晶ディスプレイをカバーガラスやタッチパネルと合わせる際に光学接着技術を用いることで、屋外での直射日光下での反射光を抑制し、見栄えのよい表示を得ることができます。
当社は、液晶ディスプレイを長年供給してきています。その経験値はどこにも負けません。
ディスプレイに関することは何でもお問い合わせください。
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