きりしまR&Dセンター
拠点概要
きりしまR&Dセンターは、京セラの情報通信や環境エネルギー分野における研究開発体制の強化を目的に、鹿児島国分工場に隣接して設立しました。きりしまR&Dセンターは、3つの部門からなり、材料技術の研究を行う「ものづくり研究所」、プロセス技術の研究を行う生産技術部門、解析評価技術の研究を行う分析センターから構成されています。これらの部門の機能を集約して連携を強化することで、製品・技術開発のスピードアップを図っています。また、社外の技術者を含めた交流の場としても活用し、技術情報の共有をはじめ、人材育成、イノベーションの創出を推進していきます。
きりしまR&Dセンター建物のコンセプト紹介
きりしまR&Dセンターが目指すのは働きやすい環境、若手、中堅がワクワクして研究開発に取り組める環境、そして人が混ざり合い、新しいものが創出できる場となることです。この拠点に関するキーワードは、協力、一体感、夢中、時間を忘れる、楽しい、こだわる、工夫する、発見するとしています。
1F エントランス「山のふもと」
エントランスは、山のふもとをイメージして造形されています。開放的な空間構成のもと、中央にはシンボリックな樹木を配し、これから始まる山登りの第一歩を感じていただけます。ここがワクワクする「CAMP」のストーリーの始まりです。一緒に「新たな価値を創造する」という高みを目指して登っていきましょう。
きりしまR&Dセンターのコンセプトにあるように、2Fのプレゼンルームにはキャンプファイヤ-というCAMPにまつわる名称がついています。この部屋は火を囲むように可動性の高いチェア、スツール、テーブル付チェアを、後方は山なりの高さが異なる階段状のベンチを配置しています。お客様や共創パートナーとの交流の場としての多目的スペースとなっており、人数やミーティングのスタイルに合わせて、配置を変更することができます。このような環境でのプレゼンテーションやセミナーなどから、活発なコミュニケーションや議論が生まれ、新しいアイディアが創出されます。
2F 応接室
2F応接室は、計6室ありそれぞれ建物の南面に面しています。雄大な桜島を臨む応接室はとても開放的で、それぞれ鹿児島にゆかりの草花の名前が付けられました(なのはな、すすき、りんどう、はす、ふじ、みやまきりしま)。それぞれの部屋は、目的に応じてゆったりリラックスしてお話しするソファスタイルや、和のテイストを取り入れた畳からなるおもてなし空間などがあります。応接室は社内外の打合せで使用され、明るい雰囲気の中、活発にコミュニケーションがとられるように設計されています。
なのはな
すすき
はす
ふじ
2F カフェテリア「ロッジ」
カフェテリア(食堂)は人が行き交い集うロッジをイメージしてレイアウトされ、囲われる動線と明瞭な動線からなる交流重視のゆったりした空間が構成されています。ここでは、景色と会話を楽しむデッキチェアや一人で籠れるコーナーなどがあり、中央部分は見通しのよいオープンなスペースから構成され、人との出会いが促進されるように設計しています。
2F 執務室「のはら」(社員専用)
こちらの執務室「のはら」は社外の方はお入りになれませんが、ちょっとだけお見せします。ここ「のはら」はフリーアドレスとなっており、好奇心を持った研究者が野原を歩くように、『行きかう人と出会い、つながりや新たなアイディアを生むキッカケがうまれる』よう、従来の京セラにはない執務室レイアウトになっています。部門間の垣根を越えて連携を促進し、交流を図るために従来のオフィスにありがちな責任者席も廃止となっており、研究所全体でフラットな組織を目指しています。また、森をイメージしたオープンな打合せ場所も設置しているのが特徴です。臨機応変で柔軟な環境によって、研究員の意識改革を促します。
交流ラウンジ 3F「ほとり」 4F「いただき」(社員専用)
3F、4Fには「ほとり」と「いただき」とネーミングされた研究員同士の交流ラウンジがあります。社内の現場技術者との打合せ・意見交換の場として利用されており、目線を変え、新たな気づきを誘発するための仕掛けが随所に施されています。また、研究者の休憩場所としても利用されています。
Overview
■主な研究分野 | |
情報通信 | 電子部品/半導体関連の材料および部品 |
環境エネルギー | 燃料電池、カーボンニュートラル関連材料 |
生活産業 | 新材料、機能創成セラミック部品 |
上記の基盤となる解析・評価技術および生産プロセス | |
■概要 | |
正式名称 | きりしまR&Dセンター |
所在地 | 〒899-4316 鹿児島県霧島市国分上小川1450番1 |