ファインセラミックス
セラミックスの特性
セラミックスの特性
電気的特性

絶縁性ー半導通性

物質に電気を流そうとするとき、大きな抵抗により電気を通さないのが絶縁体です。反対に、抵抗が小さく電気をよく通すのが導体です。そもそも物質をつくるおおもとの原子は、原子核とその周囲を回る電子で構成されています。電気を通しやすいか通しにくいかは、通常は電気の運び屋である自由電子が多いか少ないかで決まります。絶縁性が高い物質ほど自由電子の数が少ないので電気を通しにくいわけです。
セラミックスは、さまざまな形に成形しやすく熱に強く硬いことから、碍子(がいし)などに使われてきました。
一般的にファインセラミックスは絶縁体ですが、電気を通す「半導体セラミックス」もあります。
例えば、温度を上げると抵抗が下がり、電気が流れやすくなる性質を利用したサーミスタは、温度の変化を監視するセンサや電化製品の過熱を防止する装置などに使われています。
体積抵抗率
(20℃)
Ω・cm
材質名・京セラ材質コード 特徴
>1014 高い電気絶縁性と機械的強度を有し、広く利用されている材料です
>1014 アルミナの単結晶であり、透明材料です
>1014 高い熱伝導率と電気絶縁性を持った材料です
>1014 耐熱衝撃性・耐摩耗性に優れ、高温でも強度が高い性質を持つ材料です
>1014 極めて低い熱膨張係数を有し、温度変化による寸法変化が小さい材料です
>1014 電気的、機械的特性が優れています
>1014 表面が平滑で、高温の絶縁性にも優れます
>1013 プラズマ環境下で優れた耐食性を持つ材料です
1013 高い強度と靭性を有する材料です
108 軽量で耐食性が高く、優れた耐熱材料です
10-4 TiCやTiNと金属との複合材料で、強度と耐摩耗性に優れた材料です

この特性を活かした課題解決事例

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