信頼性に優れ、気密封止、複雑な集積化要求にも対応した
車載用FMCW-LiDARパッケージ
FMCW (Frequency Modulated Continuous Wave) 方式とは
FMCW (Frequency Modulated Continuous Wave) 方式とは 周波数連続変調方式をいい、
コヒーレント検波により対象物の距離と速度を検出する技術です。
シリコンフォトニクスの技術を用いて各機能を集積することで、
デバイスの小型化が期待されています。
「FMCW-LiDAR」のメリット
- 検出精度が高い (長距離検知・高解像度)
- 他デバイスとの相互干渉が少ない
- シリコンフォトニクスの技術を用いて集積が可能
「FMCW-LiDAR」の課題
- 構造が複雑になる
- 大型化する傾向がある
- 気密封止が要求される
京セラでは、この車載用FMCW-LiDARの
課題を解決できるパッケージ製品の開発を行っています。
放熱性に優れたパッケージで、気密封止、小型・軽量化も実現。
目的や用途に応じたカスタム設計にも対応できるため、
次世代の自動車産業を支えるパッケージ技術として期待されています。
「集積型モジュール」の課題解決
光・電気インターフェースの方式や放熱構造をご提案
「ディスクリートタイプ」の課題解決
集積型モジュール ソリューション
シリコンフォトニクスへの集積化例


FMCWモジュールでは、主要なデバイスを集積することで小型化・高機能化の開発が進められています。
集積技術トレンド
- シリコンフォトニクス技術を用いて、変調器・光パッシブ部品・PDを1つのパッケージに搭載
- さらにレーザーとスキャナーもパッケージに集積
気密性・高信頼性
高放熱・低熱抵抗
コンパクトな
集積構造の提案
光学・熱・電気経路の
自由設計


京セラは、長年にわたる光通信インフラ用パッケージでの経験を元に、
ご要求に応じて様々な気密構造を提案いたします。
光学ポートを
『上方や側方、もしくは下方』に配置
『必要部位』に
熱引きおよび温調を目的としたヒートシンクを
配置
さまざまな形態の
電気端子を『必要部位』に配置
大型パッケージでも
光学窓やセラミックへのストレスを考慮し、
高い信頼性を実現
上記以外にも複数コンセプトを取り揃えておりますのでお問い合わせください。
ディスクリート ソリューション
レーザーダイオード / アンプ / 変調器用パッケージ

- 豊富なスタンダードパッケージ
- 様々な形状のメタルハウジング(バタフライパッケージなど)を用意
- 気密封止に対応
- 複数ヒートシンク素材を提案可能
- 光学ポートオプション(側面窓/ファイバーパイプ)
- 20年以上にわたる光通信 基幹ネットワーク 市場での量産実績
主な用途
- チューナブルレーザー
- 光源 (レーザーダイオード)
- アンプ (SOA: Semiconductor Optical Amplifier)
- 変調器
フォトダイオード / スキャナー 用パッケージ

- 豊富なスタンダードパッケージ
- 気密封止に対応
- パッケージ素材:アルミナ(Al2O3)/窒化アルミニウム(AlN)
- ヒートシンク付パッケージを提案可能
- 複数の2次実装電気端子オプション
- 20年にわたるイメージセンサー市場での量産実績
主な用途
- MEMSミラースキャナー
- OPA (Optical Phased Array) スキャナー
- ToF/iToF/dToF用フォトダイオード
オプション製品
京セラはFMCW-LiDARデバイスに最適な光学窓・サブマウント製品を各種取り揃えています。
光学窓
- サファイアを用い、高信頼性ロウ付技術を使った構造提案が可能です。
- 高信頼性を実現するための、最適なパッケージ/光学窓/リッド構造を提案します。
光学窓の光学特性についてはこちら。
- アイセーフ光学窓のフィルタ特性については、別途お問い合わせください。


サブマウント・キャリア・サブストレート関連製品
- 車載要求品質に応えるための高信頼性を実現する膜構成・ビア構造を提案します。
- 窒化アルミニウム・アルミナ材料を各種取り揃えております。
サブマウント・サブキャリア製品の構造例についてはこちら。
- 膜構成詳細・側面メタライズオプションについては、別途お問い合わせください。

放熱性に優れた車載用FMCW-LiDARパッケージなら京セラ
気密封止、小型・軽量化などのご要望にもお応えします。
まずはお気軽にご相談・お問い合わせください。
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