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社長メッセージ

技術が進化し、社会が多様化する
だからこそ、若い力に大いに期待

これまで以上に、
社会的意義の高い事業を目指す

私が京セラに入社した1980年代は、大量生産・大量消費の時代でした。しかし環境問題をはじめとした社会的課題が数多く存在する今、企業には明確な事業の意義が問われる時代となっています。京セラが経営理念の中で「人類、社会の進歩発展に貢献する」と謳っているように、社会課題を解決し、世界中の人々や社会から信頼される企業の取り組みが、より重要視されるようになっているのです。

そのような中、私たちが今、力を入れている分野の一つが、省エネなど環境問題の解決につながる新たな製品の開発です。例えば、次世代素材を使って低消費電力なレーザーデバイスを可能にし、画期的な省エネ効果による低炭素社会の実現に貢献する製品や、捺染(布への印刷)の洗浄工程で発生する汚染水とその排水の問題を解決するため、独自の技術で洗浄工程自体を不要とするインクジェット捺染システム。また、エネルギー関連の事業においても、サプライチェーンまで視野に置いた新しいビジネス形態により、再生可能エネルギーの有効活用を進化させていく仕組みの開発などにも着手しています。そして何よりも、独自で固有の強みを持つファインセラミックスを基軸にした半導体関連事業をさらに強化することで、より広く社会に貢献できる企業を目指していきます。

部門の垣根を越えた「チーム力」で
新たなものづくりへ

ものづくりを含めた事業活動すべてにおいて、これからは、「チーム力」を発揮することが欠かせません。ますます高度化する製品・サービスには多種多様な技術の組み合わせが必要となりますが、たとえ多くの技術に通じた、とても優秀な開発者がいたとしても、やはり一人だけの発想では限界があるからです。京セラでは、技術の融合や人材の交流などで経営資源をより柔軟に活用し付加価値を高められるよう、近年、大幅な組織再編を行いました。部門間の隔たりをなくし、チーム力を高め、シナジーを生み出す。これを実現するための環境整備として、工場や本社に技術や営業、間接部門ほか全社員が自在に交流できるカフェのような新たなスペースを設けました。社員の意見交換が活発になれば、斬新なアイデアや工夫を生み出すことができ、京セラ独自の「アメーバ経営」もより進化すると考えています。

さらに、デジタル技術の活用にも力を入れており、スマートファクトリー化だけでなく、リモートワークなどの柔軟な働き方の推進や、全社員へのスマートフォン活用による業務の効率アップなど、こうしたさまざまな取り組みを今後も拡大させていくことで、京セラの特長でもある多様な事業分野への展開が、より一層加速していくと考えています。

クリエイティブな仕事で
若い力を存分に発揮してほしい

ものづくり現場でビッグデータやAI、ロボットの活用が当たり前になりつつある今日。かつては人が業務を行う時間と生産の量が比例していましたが、今やどれだけ短時間で量と質を上げられるかが成功の鍵を握っています。そうした状況下で人がなすべき仕事は、コンピュータや機械にはできない「創造性」の部分であることは間違いありません。

そして、クリエイティブな仕事で大いに力を発揮できるのは、柔軟な思考力と行動力に富んだ、若い人たちにほかならないと私は考えています。極論すれば、若さならではの自由な発想やアイデアがなければ、新しいものを生み出せないと言っても過言ではないでしょう。

京セラには、創業以来、さまざまな社会課題の解決を目指して挑み続ける文化・風土が根付いています。大量生産・大量消費時代が終わり、未来予測が難しいVUCAと呼ばれる時代の中であっても、多くの方々に求められる製品・サービスづくり、それらをより効果的に生み出せる仕組みづくりなどで一層クリエイティブな仕事の範囲を広げていくつもりです。皆さんにもぜひそこに参画していただき、私たち京セラの、そしてご自身の夢の実現にも挑戦していただきたいと考えています。

挑戦に失敗はつきものであり、失敗しても立ち上がって次に挑むことが何より大切です。より豊かな社会の創造に向けて、ともに挑戦していける日を楽しみにしています。