TOP MESSAGE

社長メッセージ

変化の激しい時代だからこそ、
枠にとらわれず自ら考え実行を
若い力が未来を創る

カギは人の力とコア技術。
独自の価値提供で
京セラの存在感を示す

社会・経済情勢、ITの飛躍的な進展など、世の中はめまぐるしいスピードで変化しています。中でも、生成AIの進化と普及は目覚ましく、デジタルネイティブ世代の皆さんにとって、もはやAIは生活に不可欠なものとなっているのではないでしょうか。

例えば、AI技術の進化とデータセンターの急速な需要拡大を背景に、京セラは祖業であるファインセラミックスをはじめとする材料技術やパッケージ技術を生かした製品展開を通じて、高速・高密度化が進むデータセンターの高信頼化に貢献しています。
また、持続可能な企業経営においてますます重要となるサステナブル社会に向け、お客様の課題解決に寄与する環境ソリューションや、より便利で快適な生活の実現に向けた情報通信分野でのソリューション展開など、コア技術の深堀と横展開によって進化した他社にはない技術力で事業を多角化し、部品、ソリューションの両事業で社会の発展を支えています。
しかし、先の見えない時代において、京セラが秘める潜在能力はまだ最大限に活かしきれていないと感じています。むしろ、そこには計り知れない成長の余地と、大きな可能性が残されています。私たちの強みを生かせる領域に資源を集中し、その分野で確固たる存在感を確立する。お客様をはじめ様々なステークホルダーの期待にさらに応えていくことが重要です。そのためには、技術の多角的融合による価値創造と同時に、「人の力」が欠かせないと考えています。

経営理念である「全従業員の物心両面の幸福の追求と同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」の実現に向けて、社員一人一人が果敢に挑戦する“ベンチャースピリット”を持った活力あふれる会社を目指しています。

主体性こそが物事を成し遂げる原動力

仕事や物事に取り組む上で大切なことは、「何でもやってみよう」という自らが抱く意志、つまり強い主体性を持つことだと考えています。

私は、長く研究開発部門でキャリアを積んできました。入社から10年ほど経った30代の頃、開発リーダーとしてある研究テーマに取り組んだ時のことです。自ら手を挙げたものの開発はそう簡単にはいかず、思い通りにいかない苦しい日々が続きました。何度壁にぶつかっても解決の糸口が見えず、「逃げ出したい」とさえ感じた苦難の毎日。しかし、ふと立ち止まって自分を見つめ直した時、私は何としてもやり遂げるという思いを欠き、”できない言い訳”ばかりを探していることに気付きました。目的達成のためにはやるしかない。そう自ら決めた瞬間、霧が晴れたように迷いが消え、そこから私の仕事への向き合い方が大きく変わりました。まずは意志をもち、「どうすれば実現できるか」を考え抜く。この時の経験は、今の私を作る原体験になっています。

自分の枠にとらわれず、果敢な一歩を

学生時代は、理系・文系といった枠組みや自分の専門分野の中で学んでいくことが多いでしょう。しかし、その領域の中だけで物事を考えるというのはとてももったいないと考えています。私は理系出身ですが、理系のスコアが良かったからという理由であって、もともとは歴史が好きで文系を志望していました。私と同じように、学生時代の数年間の得意・不得意で、自身の進路を決めた方も多いのではないかと思います。
人間の可能性は無限大です。若い皆さんなら、なおのことです。もちろん自分の専門性を高めることは大切ですが、専門外の分野や領域などを幅広く経験することは、固定観念を取り払い、視野や仕事の幅を広げてくれると実感しています。普段の日常での友達や家族との会話でも、読書や映画でも、些細なことでも構いません。自分には関係ないと思っていた事柄が、5年先10年先のふとした瞬間につながり、人生が豊かになることがあります。

一歩踏み出すと、時には失敗することもあるでしょう。しかし、その失敗すらも成長の糧にして、積み重ねていくことで人は成長できると信じています。
変化の激しい世の中だからこそ、我々も枠にとらわれずに、果敢に挑戦を続けます。自分には無限の可能性があると信じ、自らが中心となって「こうしたい」「こうありたい」という夢と強い思いを持って物事を推進する、意欲と熱意と実行力のある人たちで溢れる京セラであり続けたい。そのためにも、無限の可能性を秘めた若い人たちと、たくさんの挑戦を積み重ね、世の中に欠かせない京セラを一緒に作っていきたいと強く願っています。