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- ※FY:3月31日に終了する会計年度
連結決算レビュー
2026年3月期第1四半期連結累計期間(FY26 1Q)の業績概況 <前年同期との比較>
FY26 1Qの世界経済は、インフレは抑制傾向となったものの、米国の関税政策の動向や地政学リスク等による不透明感から、緩やかな回復にとどまりました。当社の主要市場である半導体関連市場や情報通信市場においては、底堅く推移したAI関連を除き、低調な需要動向が継続しました。
FY26 1Qの売上高は、米ドルに対して円高が進行したことを主因として、電子部品セグメント及びソリューションセグメントが減収となり、前第1四半期連結累計期間(FY25 1Q)に比べ、4.2%減少しました。
利益は、各事業における原価低減や構造改革による収益性改善効果はあったものの、減収の影響に加え、シリコンダイオード・パワー半導体事業の譲渡契約締結に伴う一時損失約21億円を計上したことにより減少しました。これにより、営業利益はFY25 1Qに比べ、11.5%減少、税引前利益は6.7%減少しました。なお、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、KDDI株式会社の株式売却に伴う税額調整により、税金費用が約40億円減少したことを主因に、0.9%増加しました。
FY26 1Qの平均為替レートは、対米ドルはFY25 1Qに比べ11円(7.1%)円高の145円、対ユーロは同4円(2.4%)円高の164円となりました。この結果、FY26 1Qの邦貨換算後の売上高はFY25 1Qに比べ約220億円、税引前利益は約17億円押し下げられました。
売上高
営業利益
税引前利益
親会社の所有者に帰属する当期利益
連結業績予想
2026年3月期(FY26)の連結業績予想
<2025年7月30日公表>
FY26の通期連結業績予想は、本年5月の公表数値から変更はなく、また、レポーティングセグメント別の業績予想についても変更はありません。