LTCCとは
LTCCとはLow Temperature Co-fired Ceramicsの略で、低温同時焼成セラミックスのことを指します。
材料にガラスを混ぜているため、ガラスセラミックスとも呼ばれます。 一般的なファインセラミックスよりも低温で焼成するため、電気抵抗が小さいCuなどの導体を利用できます。そのため、一般的なアルミナよりも伝送損失が低く、先端半導体や高周波デバイスなどに採用されています。
特長
- 高周波帯で低損失な材料
- 低誘電率
- 低誘電正接
- 周波数依存性が低い
- 低抵抗導体(Cu)
- キャビティの形成が可能(GL773)
- 特長のある材料ラインアップ
- 低熱膨張係数(GL570)
- 高熱膨張係数(GL773)
- 薄層対応可能な材料(GL580)
代表的な用途
特性表
※上記の材料物性値は代表値です。これらの値は、材料や工程の改善や変更によって変更されることがあります。