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オープンイノベーションアリーナ

40万種類といわれるニオイや香りの判別を可能とする「MSS嗅覚IoTセンサー」技術開発

 京セラは、産官学共同研究プロジェクト(MSSフォーラム)に参加し、ニオイや香りの判別を可能とするMSS嗅覚IoTセンシング技術の開発を行ってきました。MEMSセンサーアレイ上に複数種の感応膜を設けてセンサーを構成。感応膜反応のパターン解析を行うことにより40万種といわれているニオイや香りの判別が可能になります。

原理

 本技術はMEMS技術によるセンサー自体の小型化、小型化によるセンサーアレイ化、感応膜反応のパターン解析技術の有機的組み合わせにより、特定されたガス検出や濃度計測を行うのではなく、40万種類といわれているニオイや香りの判別を可能とします。
 (参考)MEMSとは“Micro-Electro-Mechanical Systems ”技術のことです。シリコンウェハ上に機械構造と電子回路構造を構築すると小型集積化が可能となります。

特徴

MSSの特徴

 本技術は従来のガスセンサーやニオイセンサーに比較して小型省電力、高速反応、多様な用途への応用が可能な特徴をもっています。

現在の進捗

 本技術は産官学共同研究プロジェクト(MSSフォーラム)で実証実験され、40社以上が検証を行い、有効な用途や計測方法が見つかった企業様と共同研究段階に進んでおります。今後研究ベースから実装環境への開発を企業様と進めてまいりたいと考えております。
 また「MSS嗅覚IoTセンサー」技術を構成する各要素技術を、より簡便に製品化構想につなげられるよう部品化・モジュール化、ソリューション化を目指し、さらには、計測・解析・データベース提供サービスをも視野に入れた基盤技術研究開発が行われています。
 *MSS嗅覚IoTセンサー」技術の業界推進に向けた「MSSフォーラム」がリニューアルし、さらに参加しやすくなりました。下記URLを参照ください。


本記事内の図表はMSSフォーラムの許可を得て転載してあります(無断転載厳禁)

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