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【連載:第1弾】「異種格闘技戦'21」"しあわせ"という人間の内面に迫るトークバトルの行方は?

 京セラの東の研究開発拠点、「京セラみなとみらいリサーチセンター」に有識者を集め、パネルディスカッションを行う「異種格闘技戦」。今年で3回目を迎えるイベントを10月29日(金)に開催しました。
 今回のテーマは「きみは“しあわせ”の答えをもっているか?」。これまでに「テクノロジー」、「社会(デザイン)」と続いたテーマから、人間の内面に迫るテーマへと切り込んだ今回の「異種格闘技戦’21」。いったいどんな発言が飛び出したのか…。予定調和なし!予測不能!な白熱のトークバトルの様子を、まずはダイジェストでお届けします!

それぞれの幸福感が乱れ飛ぶ前半戦!

 “しあわせ”をテーマに行われた今回のパネルディスカッション。まず、口火を切ったのは、片付けコンサルタントとして世界中で活躍する今回のレフェリー「こんまり」こと近藤麻理恵氏。同じく今回のレフェリーで近藤氏の夫、プロデューサーの川原卓巳氏からもある問いかけがなされ、この問いに応える形で、ディスカッションが始まりました。

 近藤氏が、自身の提唱する「こんまりメソッド」を元に、自分なりの“しあわせ”の定義として「自分のときめきを知っていることが“しあわせ”につながる」と発言すると、以降は数珠つなぎのように、各参加者が自身の考える“しあわせ”について語っていきます。

 総合地球環境学研究所長の山極壽一氏が「“しあわせ”の原点は火と酒を生み出したことにある」という根源的な話をすれば、「よなよなエール」でご存知の方も多いヤッホーブルーイング代表取締役社長、井手直行氏が自社のファンへのアンケートでわかった“しあわせ”の原点について語り応えます。かと思えば、元サッカー選手である鈴木啓太氏がアスリートならではの経験を活かした「人生の振り幅と“しあわせ”」の関係性を、日立製作所フェローの矢野和男氏がAIを例に「信じることの重要性」について語るなど、さまざまな切り口から“しあわせ”について語り合いました。



“しあわせ”を阻害するものはなに?白熱の後半戦!

 後半戦は打って変わって、“ふしあわせ(不幸せ)”についての議論からスタート。信じることが“しあわせ”をもたらす反面、“ふしあわせ”をももたらすという「信じることの“ふしあわせ”」について、山極氏が瀬戸内寂聴氏の秘書を務める瀬尾まなほ氏に質問を投げかけると、テクノロジーや貨幣など、現代社会だからこそ起こる“しあわせ”を阻害する要因について、議論が交わされていきます。
 さらに、成熟した現代社会だからこそ起こる問題を見つめていくと、今度は自然の中で得られていた根源的な“しあわせ”について、再び話題が戻ってくることに。終盤に向けて議論は白熱していきます。

 自分自身の心の有り様から、他者との関係性、宗教やテクノロジーなど、“しあわせ”という心の内面に迫るテーマだからこそ、さまざまな視点で議論がなされた今回の「異種格闘技戦’21」。
 予定調和なし、予測不能なトークバトルがどのような帰結を見るのか、残り2回で詳しくご紹介していきます。次回は11月末~12月上旬の公開を予定しています。最終回の記事公開時にはvideoアーカイブを公開予定です。ぜひお楽しみに。