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永見課長の交流レポート ~ミニ四駆企業対抗選手権開催~

2024年2月4日、横浜市で開催されたYOXO FESTIVALにて、各企業が自慢のミニ四駆を作製してその速さを競う「第1回企業対抗選手権2024」が開催されました。今回、主催運営に携わりましたので、京セラオープンイノベーション推進部の永見がレポートします。

  

今回、全面的に運営プロデュースをお願いしましたForceLabo(横浜元町)さんに、横浜で有名な観光スポットである「赤レンガ倉庫」内でのスペシャルなミニ四駆コースの設営とともに大会運営も行っていただきました。大会MCはミニ四駆YouTuberとして有名なアルディさんに終始大会を盛り上げていただきました。

    

目次

    フォースラボの皆さん
    ミニ四駆YouTuberのアルディさん(写真左)
    永見作ミニ四駆

    ところで、みなさんはミニ四駆ってご存知ですか?
    株式会社タミヤさんが販売しているモーターと電池で走る四輪駆動の模型です。国内にとどまらず世界的なレースも開催されており、手のひらサイズのモータースポーツと言われております。

    ミニ四駆の魅力は、厳格なレギュレーションの元で、車体やパーツ、モーターなどの部品を組み合わせて、自分だけのカスタマイズができることで、レースにおいては車体のチューニングや、相手を知り自己を知った戦略で勝敗が決定するという、大変奥が深く、年齢や性別・人種を問わず多くの人が楽しめるものとなっています。

    また、外観デザインも自由にペイントでき、他の人とは違う光輝く車体に作り上げることもできます。もちろん、製作にはそれなりの時間もかかりますが、それがより一層レースへの情熱を高めてくれます。

    さて、コースについては、赤レンガ倉庫2Fの広いフロアに普段はとても走らせることができない5レーンの専用コースが設置され、最高のレース体験が期待できるようになっています。
    初年度であるにもかかわらず、今回は合計21の企業、団体がエントリーされました。
    また、エディオン横浜西口本店さんもエントリーと同時に出張店舗も出していただき、ミニ四駆本体やパーツなど、当日でも購入して走らせることができました。

    赤レンガ倉庫特設会場
    エディオン出張販売ブース

    チームで勝利を目指す楽しさ

    京セラチームは今大会の優勝を目指して、タミヤ公式大会チャンピオンからミニ四駆を作ったことがない初心者まで、年齢、性別、経験値に関係なく、7人の社員でチームを結成しました。
    毎月1~2回程度、チームで集まり走行会や改造アイデアの情報交換など、活発に活動することができ、ミニ四駆に対する熱量を高め続けました。

    7人のメンバーは全員が異なる業務を担当しており、それぞれ異なるバックグラウンドを持っています。それぞれが抱える課題も異なれば、その解決策についてメンバーが意見を出し合い、時にはチャンピオンに初心者が意見することもあるなど、より斬新でクリエイティブな解決策が生まれることを知りました。

    また、今回のチーム活動を通じて、他のメンバーからのフィードバックやアドバイスを通じて、個人のスキル向上だけでなく、学ぶことに対する機会の重要性、緊密な社内ネットワークの構築に繋がったと感じることができました。

    京セラチーム

    白熱の予選レース!

    CTSチームのみなさんと

    いよいよ予選レースが始まります! 京セラチームの予選は、ミューズエンタープライズさん、CTS(中央自動車大学校)さん、栗田産業さんとのレースになりました。

    創意工夫やオリジナリティを大事にした京セラのマシンも健闘したものの、堅実な走りで、しっかり速度も出ていたCTSさんがみごとに予選を1位で通過しました。さすが自動車大学校の先生チーム。ミニ四駆といえども普段からの車を操ることに習熟したメンバーのみなさんには感服いたしました。

    そして私が一番注目していたチーム、ミューズエンタープライズさん。
    ミューズエンタープライズさんに所属されているアイドルグループで参戦されていて、会場内でもひときわ周囲に光を放っていました。メンバーのマシンは、みなさんと同じ華やかさをまといながらも、本格的なミニ四駆を作られていました。

    レースはわれわれ京セラチームと接戦の勝負をしましたが、結果は決勝進出ならず。残念ではありましたが、ぜひまた一緒にレースができればと思っています。
    アイドル5人のみなさんは2024年に「MEMORI」というグループでデビューされています。SNS などで活躍をみられるものと思いますので、ミニ四駆好きの方はチェックしてみては。

    ミューズエンタープライズ所属「MEMORI」のみなさんと
    栗田産業さんとズッシリ重い鋳造ミニ四駆と一緒に

    そして静岡から参戦いただいた栗田産業さんは、なんとビックリ!
    鋳造の銅でできたボディのミニ四駆を持参されていました。
    さすが「鋳造一筋」で100年以上の歴史ある会社です。

    レースではルール上、プラスティックボディで走行しましたが、レースと同時開催されていたデザインを競う「ミニ四駆コンクールでレガンス」で鋳造ボディミニ四駆が最優秀賞を受賞されました。

    予選レースの結果、京セラチームはあと少しポイントが足りず全チーム中6位の結果で決勝進出はなりませんでした。(決勝は上位5位まで)
    しかし、今回の企業対抗選手権は単にレースで競うことが目的ではありません!
    参加した企業同士が交流することも大きな目的の1つ。会場の至る所で名刺交換や記念撮影など楽しく交流させていただきました。中には自社製品のサンプルやカタログなど持ち寄って商談になるケースも。
    私もたくさんの企業の方と記念撮影をさせてもらいましたのでご紹介します。

    企業枠を超えた交流

    スーツ姿が決まっていたテクノウエアのみなさんです。
    レース前もしっかり会議を開いて戦略を組まれていました。
    ミニ四駆も仕事のうちです!!!

    テクノウエアのみなさんと
    サンライズのみなさんと

    こちらは地球連邦軍の制服で参戦されたサンライズのみなさんです。
    ミニ四駆もガンダムの世界観でデザインされています。
    レースと同時に映画の番宣もしっかりされていました。

    今大会、一番盛り上がってレースをエンジョイされていた日産自動車のみなさんです。
    「やっちゃえNISSAN」を合言葉にレース展開も自動車メーカーということもあって他チームから大注目されていました。
    日産自動車さんとは大会前の走行練習も一緒に行うなど交流を深めさせていただきました。
    決勝進出ならず、日産自動車チームの『やっちゃったNISSAN』の声でさらに大盛り上がりでした。

    日産自動車のみなさんと
    ROD MOTORSのみなさんと

    横浜市都筑区にあるアメ車カスタム&チューニングのプロショップであるROD MOTORSのみなさん。
    ミニ四駆もアメ車風カスタムで、今回はご家族お揃いのユニフォームで参戦です。
    京セラ横浜事業所のご近所さんでもあり、毎年恒例の京セラ横浜夏祭りを楽しみにしてくれているとコメントをいただきました。
    今回のミニ四駆大会でさらに関係が深まりました。

    あとがき

    このように、ミニ四駆企業対抗選手権は、ミニ四駆好きが集まる単なる競技会ではありません。企業同士のオープンイノベーションに繋がる貴重な交流の場になりました。普段の業務では関わることのない企業同士が、楽しみながら交流を通じて新たなビジネスチャンスが生まれる可能性を感じることができました。

    これを機に、第二回企業対抗選手権も開催を予定しており、2024年9月に京セラみなとみらいリサーチセンターでさらに大きな大会を開催したいと思います。第2回でも企業間のつながりを深め、新たなイノベーションの種を育むきっかけになれればと思います。

    当イベントにご興味のある方は京セラオープンイノベーション推進部までお問合せください。

     

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