
京セラギャラリー2026年夏季特別展 KYOCERA × MIZUNOKI COLLECTION
「Unknown Trails-1959年からの歩み-」
京セラギャラリーにて、みずのき美術館(京都府亀岡市)コレクションを中心に展開する企画展を開催します。
みずのき美術館は京都府亀岡市にて2012年にオープンした美術館です。障害者支援施設みずのきにて取り組まれていた「みずのき絵画教室」から生まれた絵画作品約2万点を所蔵しています。
みずのきの前身である「亀岡松花苑」は、京セラが誕生した1959年に設立されました。以降、70年近くにわたり障がいのある人たちと向き合い続けています。「みずのき絵画教室」は、当初は施設利用者の余暇活動として、画家で教育者の西垣籌一氏により1964年に始まりましたが、次第に専門的な絵画教室へと移行し、美術関係者の目にも留まるようになり、1990年代には日本におけるアウトサイダー・アート(アール・ブリュット)の草分け的存在としても注目を集めました。
奇しくも、京都という地で同じ年に誕生した「京セラ」と「みずのき」。企業と福祉施設、製品開発と絵画教室という分野と実践内容こそ違えど、前例のない、道なき道を開拓し歩み続けたという共通点があるのではないでしょうか。
本展では、京セラの歩みならびに京セラ創業者・稲盛和夫の思想・言葉を参照しながら、「みずのき絵画教室」および「みずのき美術館」の変遷を、1959年から現在に至るまで4章構成で紹介します。
| 会期 | 2026年6⽉19⽇(金)~8⽉1⽇(⼟)※7月4日(土)・⽇曜・祝日は休館 |
|---|---|
| 開館時間 | 午前10時~午後5時(⼊館は 16時30分 まで) |
| 入場 | 無料 |
| 会場 | 京セラギャラリー 京セラ本社ビル1F |
| 主催 | 京セラ株式会社、京都新聞 |
| 企画 | みずのき美術館 |
| 共催 | 京都市、亀岡市 |
| 後援 | KBS京都、エフエム京都 |
第1章 はじまる
みずのきの前身である「亀岡松花苑」が設立された1959年から始まり、1964年以降のみずのき絵画教室の歴史を、その運営や発展に影響を与えた制度やムーブメントなどのトピックスとともに、みずのき美術館が取り組むデジタルアーカイブ「みずのきアーカイブズ」を用いて紹介します。

みずのき絵画教室の様子(1980年頃撮影)
第2章 そだてる
1964年には画家で教育者である西垣籌一氏により「みずのき絵画教室」が始まりました。
当初は情操教育の一環として取り組まれていましたが、才能を見せる入所者が現れ始めたことから、画家の養成を目指した内容へと舵を切ります。
本章では絵画教室内で取り組まれた色彩構成やデッサンなどの演習作品を紹介します。

タイトルなし(何かの写生と思われる)・吉川敏明・1965年

《直線による色彩構成》 山本悟・1973年
第3章 かわる
1980年にはトヨタ財団からの助成を受け画材が拡充し、一気に表現が拡張されていきました。
教室内に活気が漲った時代に生まれた作品は美術館関係者の目にも留まるようになり、高い評価を受けるようになりました。本章では、みずのき絵画教室を代表する作品を紹介します。

《猫と私》小笹逸男・1984年
第4章 経験の公益化
2012年には「みずのき美術館」がオープン。
みずのき絵画教室で生まれた作品を紹介するだけでなく、地元企業とのコラボプロジェクトや画材循環プロジェクトなどさまざまな広がりを見せるみずのき美術館の取組について紹介します。

画材循環プロジェクト「巡り堂」撮影:成田舞
【同時開催】
亀岡のみずのき美術館では、「みずのき美術館コレクション展2026前期『みずのきアーカイブズー作品と資料ー』」が開催されます。
みずのき絵画教室にまつわる展覧会のフライヤーやスナップ写真など当時の貴重な資料を作品と共に紹介します。みずのき絵画教室についてより深く知ることの出来る内容となっています。ぜひ、あわせてご覧ください。
会場:みずのき美術館(京都府亀岡市北町18)
会期:2026年6月19日(金)~8月2日(日)
料金:一般400円/高大生200円/中学生以下、障がいのある方及びその介助者は無料
詳細:https://www.mizunoki-museum.org/exhibition/mizunoki-archives2026/