セラミックパッケージ

実装時の耐熱性

解決したい課題:実装時に高融点接合材を使用したい

部品実装の際は、素子やパッケージの耐熱性を考慮しながら、接合材や封止材を選定する必要があります。
また、部品実装時は高温にさらされるため、パッケージの変形への配慮も必要です。
セラミックパッケージは耐熱性が高く、高融点材料を使用できるため、接合材/封止材の選択肢が広がり、先付けした部品の位置ズレを気にせずに実装・封止ができます。
また、熱による変形が小さいことからベーキングなど熱を加える工程も容易に追加できます。

高融点接合材を使用した工程の例

case1 : 複数回のリフローで先に実装した部品の位置ズレが発生してしまう・・・

高融点接合材との組み合わせにより、先に実装した部品の位置ズレを気にせずはんだ実装できます。

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case2 : 封止時の熱が、実装部品の接合部に影響しないか不安・・・

高融点接合材で実装すれば安心です。
封止時の熱が、実装部品の接合部に影響しないか不安・・

case3 : 封止前にベーキング工程を追加したいが、複数回の加熱でパッケージが変形・破損し、接合部や素子に悪影響を及ぼさないか心配。リワークが必要になる可能性もある・・・

セラミックパッケージなら熱によるパッケージの変形を気にせず実装できます
封止前にベーキング工程を追加したいが、複数回の加熱でパッケージが変形・破損し、接合部やチップに悪影響を及ぼさないか心配。リワークが必要になる可能性もある・・・


※有機基板との比較を想定していますが、実装性を保証するものではありません。お客様の実装環境に合わせて条件の最適化が必要です。

【参考】セラミックパッケージと組合わせ可能な接合材/封止材一覧
組成(一般) 融点
金属系 AuSi 370℃
AuGe 356℃
AuSn 283℃
SnAgBi 271℃
SnAgCu 219℃
非金属系 SiO2-ZnO系 / SiO2-B2O3系ガラス 600℃~900℃
BiO3系 / P2O5系ガラス 400℃~600℃
V2O3系ガラス 300℃~400℃
※パッケージの材質/その他仕様によって、耐久可能な融点は異なります。
※非金属系(ガラス)接合材の融点は添加剤の種類、組成比等で変化します。詳細は各種非金属系接合材製造元にご確認をお願い致します。

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