
イメージセンサは、デジタルカメラやスマートフォンをはじめ、PC、自動車、ドローン、FA機器など、さまざまな用途に使われています。
用途によりリッドに求められる特性が異なるため、京セラは豊富な基材オプションや加工技術によりご要求に合わせたリッドをご提供しています。
イメージセンサ用リッドの特長など、詳細は以下をご覧ください。
特長

基材オプション

外観規格対応可能

カスタマイズ可能

高信頼性熱硬化樹脂

気密封止提案可能
豊富な基材オプション
お客様の多様なご要求にお応えするために、多くの基材を取り揃えています。
- ホウケイ酸ガラス
- 無アルカリガラス
- 石英ガラス
- サファイア
- 人工水晶
- シリコン(光学グレード)
- ゲルマニウム(光学グレード)
タイトな外観規格に対応可能
ハイエンドのイメージセンサのリッド向けに、タイトな外観規格(10µm-8µm※)にも対応しています。
これは、東京ドームのグランドに500円玉が落ちていたらNG、というレベルです。
京セラのリッドは、厳格に管理された製造・検査工程を経て出荷することで、このような規格に対応しています。
※異物付着・キズなど。材料によって保証可能なレベルが異なります。詳しくはお問合せください。
光学特性のカスタマイズ事例
京セラは、用途に合わせた基材選定と光学設計を行っています。以下にカスタマイズ事例をご紹介します。
ご要望に応じて設計致しますので詳細はお問い合わせください。
事例1

安定した封止の為にはパッケージとリッドの熱膨張係数のマッチングが必要
⇒セラミックパッケージ(アルミナ)に熱膨張係数が近いホウケイ酸ガラスを使用し、ご要望に応じて光学膜を調整した光学特性のカスタマイズを実現。


事例2

入射角が変化すると光学特性(波形)のシフトが発生し イメージセンサから出力される画像の色味が変化する
⇒シフト量の少ないIRカットコートのご提供が可能。


事例3

紫外光帯や近赤外光帯を使用するセンサにおいて、正確なイメージング/センシングを実現するために、要求波長帯の良好な透過率が必要
⇒適切な材料選定と光学膜設計により最適なリッドのご提案が可能。


事例4

赤外波長帯域で使われるセンサにおいて、正確なイメージング/センシングを実現するために、要求波長帯の良好な透過率が必要
⇒適切な材料選定と光学膜設計により最適なリッドのご提案が可能。


その他のオプション
高信頼性熱硬化樹脂

ガラスリッドに封止材が付いた状態でご提供することができます。 封止材塗布工程を無くすことができるため、少量多品種生産時などにご活用いただいています。
素子への負荷を最小限に留めることを目的とした短時間硬化型の樹脂や、パッケージとリッドの熱膨張係数のミスマッチを緩和するための応力緩和型樹脂などをラインアップしています。
詳細の仕様についてはお問い合わせください。
フレア低減型車載用光学ガラスリッド

- 封止用樹脂を遮光膜樹脂として活用 不要な光を遮る遮光膜樹脂として使用。
- 他遮光コンセプトとの差別化 金属遮光版を無くすことで低背化、遮光版取り付け工程の削除可能。
フレア低減型車載用光学ガラスリッドの詳細は以下をご覧ください。