太陽光発電・蓄電池

災害に備えた蓄電池
台風や地震などの災害によって引き起こされる停電。照明・冷蔵庫・冷暖房などの生活に欠かせない家電製品や、大切な情報源となるスマートフォンやパソコンが使えなくなると、健康への影響や大きな不安をもたらします。停電のときに電気を使うことができる蓄電システムは、災害時に家族の暮らしを守るライフラインとして頼もしい存在です。
この記事では、京セラのクレイ型リチウムイオン蓄電システムEnerezzaの災害対策と安全性についてご紹介します。

【目次】

京セラの国内工場で製造された世界初^※1のクレイ型蓄電池を蓄電池ユニットに組み込んだリチウムイオン蓄電システム。蓄電池ユニットのほかパワーコンディショナ・通信モデム・リモコンで構成されています。暮らしに溶け込むシームレスなやさしいデザイン、ライフスタイルに合わせて選べる蓄電池容量や運転モードなど、機能性とデザイン性を兼ね備えた、京セラが考える「安心・安全」を追求した蓄電システムです。

Enerezzaについて

• ※1　クレイ型蓄電池として（2019年10月 京セラ調べ）

Enerezzaの耐震クラスについて

停電時にも安全に蓄電システムを使用できるよう、蓄電池ユニットは耐震クラスS^※2を取得しています（床固定または平面基礎設置の場合）。 耐震クラスSは、主に防災拠点として使用する建物に求められる耐震クラスです。災害時に在宅避難をお考えの場合は、耐震クラスも判断基準にしてはいかがでしょうか。耐震クラスは設置方法や設置階により異なりますので、詳しくは下表をご覧ください。

Enerezzaの設置方法別の耐震クラスについて

• ※2　「建築設備耐震設計・施工指針　２０１４年版」（日本建築センター）に基づいた耐震区分
• ※3　京セラ推奨の置き基礎を使用した場合

Enerezzaの設置場所による水害対策について

蓄電システムも家電製品と同じく、水没すると故障してしまいます。 地下や1階に設置するよりも2階以上に設置した方が、蓄電システムの各機器を水没から守れる可能性が高くなります。また、蓄電池とつなぐ非常時兼用コンセントが浸水した場合も漏電して故障する可能性があります。 水害が心配される場合は、 2階以上に蓄電システムや非常時兼用コンセントの設置を検討されることをおすすめします。

また、水害や地震などで蓄電池が水没（一部浸水を含む）・破損した場合は、むやみに近づいたり触ったりしないようにしましょう。感電、発煙、発火、火災などの恐れがあります。

もし、蓄電池が水没してしまったら・・・
→「水害の際の蓄電システムの取扱いに関する注意点（一般社団法人日本電機工業会ホームページ）」
https://www.jema-net.or.jp/jema/data/1604PowerStorage.pdf

衝突試験^※4・釘刺試験および圧壊試験^※5において、発煙・発火がなく、Enerezzaの高い安全性が証明されています。

• ※4　JIS C 8715-2に規定されている衝突試験
• ※5　SAE J2464 NOV 2009 に規定されている試験項目 4.3.3 釘刺試験、4.3.6圧壊試験

まとめ

リチウムイオン蓄電システムEnerezzaは、災害時に家族の暮らしを守る頼もしいライフラインです。そんな頼もしい存在である蓄電池の災害対策や安全性も、製品選びのポイントにしてみてはいかがでしょうか。 ご不明な点は、リチウムイオン蓄電システムを2012年より販売開始し、これまで豊富な製品ラインアップを取りそろえてきた京セラにご相談ください。

お問い合わせはこちら

• ●「エネレッツァ」「Enerezza」「Enerezza（ロゴ）」は京セラ株式会社の登録商標です。