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導入事例

【公共産業用太陽光発電システム】
株式会社ダイハツメタル様 導入事例 

株式会社ダイハツメタル様|滋賀県蒲生郡日野町 2021年1月設置/島根県出雲市 2022年1月設置

 
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初期投資なしで、CO₂削減ができて、電気代の削減効果もある。
PPAモデル※1を活用した太陽光発電システム導入は、メリットばかりです。

自動車用部品製造業を営んでおられる株式会社ダイハツメタル様は、滋賀県日野町と島根県出雲市の工場屋根に、東京センチュリー様と京セラグループが提供している産業用オンサイトPPAスキーム「自家発電サポートサービス」を活用した、“初期投資ゼロ” ※2での太陽光発電システムを導入いただきました。
日野工場(第1工場、第4工場、第5工場の3棟)及び出雲工場の屋根に、京セラ製太陽電池パネルを合計1,117.825kW敷設し、年間約1,158,000kWhの電気を発電※3しています。今回は、太陽光発電システムの導入をすすめてこられた執行役員の涌田氏にお話を伺いました。

  • ※1PPAとはPower Purchase Agreementの略称。PPAモデルは、第三者所有モデルや電力購 入契約モデル等と呼ばれる、企業や自治体が所有するビルの屋根や空地をPPA事業者に貸与し、 PPA事業者が初期投資ゼロで太陽光発電を設置する仕組み。企業や自治体は、初期投資ゼロで 太陽光発電を設置し、発電された電気をPPA事業者から購入。
  • ※2契約形態によっては、別途費用がかかる場合があります。
  • ※3導入時のシミュレーション値による。

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システム概要
設置容量 550.225kW
設置場所 滋賀県蒲生郡日野町
設置年月 2021年1月
初年度年間発電量 565,305kWh※3
初年度CO₂削減量 306.4t-CO₂/年(二酸化炭素換算)※3
導入形態 自家発電サポートサービス
 

 

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システム概要
設置容量 567.6kW
設置場所 島根県出雲市
設置年月 2022年1月
初年度年間発電量 592,262kWh※3
初年度CO₂削減量 320.7t-CO₂/年(二酸化炭素換算)※3
導入形態 自家発電サポートサービス

太陽光発電システムを導入したきっかけは?

当社は、環境保全への対応を経営の重要項目と位置づけ、『環境にやさしい企業』になることを目指し、環境諸課題の継続的改善に積極的な取り組みを推進しています。また、ダイハツグループの一員として、ダイハツグループの環境方針に則り、CO₂排出量の削減を目指しています。そのため、自社工場屋根への太陽光発電システムの導入検討は、強い想いをもってあたっていたのですが、大規模な初期投資を行うことが難しく、大きな課題となっていました。
2020年の年が明けた頃、京セラさんから「初期投資ゼロでの太陽光発電システムの導入」の提案をいただきました。 課題であった“初期投資”がかからず、環境目標であるCO₂削減に貢献できる方法として、とても魅力的な提案でした。提案をきいて「すぐにやろう!」と京セラさんに伝えたことを覚えています。

太陽光発電システム導入における期待や目的は?

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1番の導入の目的は、当社のCO₂削減目標達成のためです。ダイハツグループが掲げる環境目標に基づいて、CO₂排出量削減をすすめており、この目標を達成するためにも、太陽光発電システムで発電した電気を使うことによるCO₂削減効果に非常に期待していました。
また、電気代単価についても、従来の電力会社より安価な単価でご提案いただけたこともあり電気代の削減も期待のひとつでした。

検討から導入まではどれくらいの期間でしたか?

提案から3か月あまりで補助金の申請をしました。とにかく、太陽光発電システム導入をしたいという強い思いがあり、 PPAモデルでの導入をすすめるため、何度も社内会議を実施しました。PPAモデルでの太陽光発電システム導入に デメリットに感じる部分がなく、社内承認もスムーズにすすめることできました。検討開始から1年もかからず導入でき、 スピーディに導入でき良かったと思っています。

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●導入検討にかかる期間は、各社により異なります。

導入時の課題や苦労した点はありましたか?

工場の建屋が古く、耐荷重の問題で設置ができるか判断が難しい建屋があったり、建屋図面がなかなか見つから ずに、建屋の情報が把握できずに時間がかかった点は苦労しましたが、それ以外は特に大きな苦労はなかったと思います。
導入時というよりも、これからの課題はあると思っています。PPAモデルは契約期間が20年と長期間の契約になるため、PPAモデルの仕組みを社内を正しく理解させることが、PPAモデルでの導入や契約期間中の運用をうまく進める方法だと思います。誤った認識が社内に拡がらないように、丁寧な対応を心掛けました。

自己投資ではなく、PPAスキームを採用した理由は?

再エネ導入に対する設備投資は難しい面があり、自己投資での設置は一切考えていませんでした。PPAモデルは、 設備投資をかけずに導入できる点が最大の決め手でした。言ってしまえば、“(追加の経費がかからず)タダでCO₂削減ができる”のです。
また、ひょっとしたら電気代削減の効果も見込め、デメリットがほとんど見当たらないと思い、PPAモデルでの導入を決めました。

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導入後、期待していた効果は得られましたか?

今般の電気代高騰の影響もあり、コストメリットはすごく大きく、期待以上の効果を得ています。
CO₂削減は、導入時にいただいたシミュレーション通りの削減ができています。
やはり天気に左右されるので、発電量が少ないときもあるが、天気の良いときはシミュレーション通りの発電量を示し ており、他工場へさらに導入を進めたいと思っています。

弊社をお選びいただいた理由を教えてください

京セラさんの担当営業のフットワークの軽さは、大変助かりました。質問したことに対して、すぐに返答がもらえて、すぐにアクションをしてくれる点が非常に好感がもてました。また、『京セラ』という名前の安心感もありました。
京セラ製の太陽光パネルを導入しているダイハツ殿から太陽電池メーカーとして京セラさんを紹介されていたため、太陽電池パネルの性能評価を自社で実施する時間の短縮にもなり京セラさんを選びました。

太陽光発電システムを導入後、反響はありましたか?また、今後の展望は?

日刊工業新聞に、PPAモデルでの導入について記事が掲載されたため、ダイハツグループの関係会社数社から、 太陽光発電システムの導入についての問い合わせを受けました。PPAモデルの仕組みについても説明をすることもありました。
「PPAモデルの仕組みがわからず、心配・・・」という漠然とした不安を持っているため、そういった心配を払拭することが必要だと思っています。説明をした何社かの関係企業が、PPAモデルでの導入を決めたと聞いています。

自社の話だと、もっともっと工場に導入したいと思っています。耐荷重の問題で設置できない建屋があるため、耐荷 重に対応した例えば軽量な太陽光パネルが開発されたら、すぐにでも導入したいと思っています。京セラさんには、そのような新製品の開発にも、期待をしています。 PPAモデルは20年間の長期契約のため、長い付き合いが続いていく。京セラさんとは良い関係を築いていきたいと思っていますし、お互いをパートナーと思って今後も取り組んでいきたいですね。

(2023年3月 京セラにて取材)

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