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従来よりも大幅な薄型化、軽量化を実現したフレキシブル結晶シリコン太陽電池モジュール(開発試作品)

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京セラでは、形状や重量に制約のあったこれまでの太陽電池に対し、大幅な薄型化、軽量化を実現する太陽電池を開発しました。結晶シリコン太陽電池の変換効率/信頼性をそのままに、「軽い!薄い!曲がる!」という、これまでにない新しい価値を提供します。 約45年前、太陽光発電は必要不可欠なエネルギー源になるとの確信を抱き、研究開発を開始。以来、世界初の多結晶シリコン太陽電池の量産、日本初の住宅用太陽光発電システムの発売など、太陽光発電の技術開発をリードしてきた「独自技術」と、長年の実績に裏打ちされた「長期信頼性」によって実現できました。 近年、急速に普及してきた太陽電池も、設置に適した土地の減少や住宅などの建造物の耐震強度問題、さらには、太陽電池設置による自然破壊や景観との不調和など、さまざまな問題も顕在化してきています。設置場所の制約を受けにくい、軽い、薄い、曲がるという特徴の太陽電池のニーズは、確実に増加すると考えられます。 また、IoTに代表されるライフスタイル変化にともなう電力消費の拡大や電力の地産地消に向けた需要の変化などにより、今後は、形状や重量の制約を受けず、住宅やビル、工場などの内外装、電気自動車(EV)や船舶などの移動体、さらにはロボットや衣服など、ありとあらゆるモノや場所に太陽電池が設置される社会、いわば“PoT”(PV on Things)社会の実現に貢献したいと考えています。

特長

軽量/薄型
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表面カバー材に特殊樹脂を採用し、ガラスレスでフレームレスな設計とすることで、従来の太陽電池モジュールに比べ、設置時の厚みで約1/10、重量で約1/4を実現しました。耐荷重などの制約で設置困難な場所やモノへも設置取りつけが可能となります。
(例:倉庫/工場屋根/ビル壁面/ひさし/アーケード /各種移動体/看板(デジタルサイネージ)/自動販売機など)

形状自由度/フレキシブル性
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ガラスレスのため、従来は実現できなかった曲面設置も可能です。単に波型のような二次元的な曲面だけでなく、球状の3D曲面への加工、さらには、外形もこれまでの矩形や台形のような“味気ない直線的な形状だけでなく、丸みを帯びた形状や星形!?など、さまざまな形状に加工することも容易です。下地となる部材の凹凸などにも追従しやすいため設置の違和感が少なく、建材等の下地部材と一体化すれば、従来の太陽電池の代替ではない新しい機能と価値を生み出すことができます。

簡単施工

従来のフレームと架台をビス固定する方式ではなく、モジュール裏面を直接貼りつけることを前提に設計しています。架台コストの削減、設置工数の低減にも貢献します。

高出力/高信頼性
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結晶シリコン太陽電池を採用しているため、従来の太陽電池モジュールと同等レベルの高出力を維持しています。また、耐久性の高い特殊樹脂カバーの採用により、JIS規格(JIS C 8918)において従来品と同等レベルの耐湿性も維持しています。

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※記載の数値は、開発試作中の参考データです。設計、仕様により変更となる可能性があります。
※本掲載内容の情報は2019年12月28日時点のものです。本掲載内容を無断で複製、転載することを禁じます。