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導入事例

【公共産業用太陽光発電システム】
日立Astemo株式会社様 群馬工場 導入事例 

日立Astemo株式会社様 群馬工場

 
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会社全体の方針が出たことで、導入検討のスピードアップになりました

日立Astemoグループ様で、群馬工場 群馬管理部 施設環境課の皆様にお話を伺いました。

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システム概要
設置場所 群馬県伊勢崎市
設置容量 483.12kW
設置年月 2020年8月
初年度年間発電量 508,648kWh※1
初年度CO₂削減量 275.4t-CO₂/年(二酸化炭素換算)※1
導入形態 電力サービス
  • ※1導入時のシミュレーション値による
 

導入の経緯を教えてください

太陽光発電システムの導入検討開始は、2016年に遡ります。群馬工場では、環境対応のために6つの分科会に分けて活動をしており、その一つとして再エネ導入の検討も始まりました。群馬工場は群馬県伊勢崎市に所在していますが、伊勢崎市は、日本で一番暑い町ともいわれています。晴れの日も多いため、導入する再エネ設備としては、太陽を利用する太陽光発電システムがよいと考えていました。
検討当初は、自己投資で導入することを検討しており、その当時も京セラさんから提案を受けていました。残念ながら、費用対効果やメンテナンス面の課題があり、自己投資での検討は、思うようには進められませんでした。自己投資での検討の中で、PPA※2というスキームがあることも知りましたが、工場が独自ですすめるよりも、会社全体の方針がでるのを待っていたというのが正直なところです。

そんな中2019年に本社からのPPAの紹介があり、PPAスキームを活用した太陽光発電システムの導入について前向きに進めることとなりました。

  • ※2 PPAとはPower Purchase Agreementの略称。PPAモデルは、第三者所有モデルや電力購 入契約モデル等と呼ばれる、企業や自治体が所有するビルの屋根や空地をPPA事業者に貸与し、 PPA事業者が初期投資ゼロで太陽光発電を設置する仕組み。企業や自治体は、初期投資ゼロで 太陽光発電を設置し、発電された電気をPPA事業者から購入。
 

導入の期待や目的は?

例えば「ピークカットによる契約電力量の削減」「再エネ電力を使用することによる電気代の削減」「エネルギー価格の変動によるリスクの低減」といった電気代に関する期待の他、「CO₂削減による環境問題への貢献」といったカーボンニュートラル対応に向けた効果も期待している点でした。
また、夏が暑い地域であることから、空調設備の使用量低減や停電時の事業活動の継続によるブランドの維持など、再エネ導入による効果・期待としては、本当に多くのことを期待していました。

 

導入時の苦労や課題はありましたか

系統連系の諸手続きには相当苦労をしました。法的に必須事項も多く、理解してから申請、交渉をすることは本当に骨が折れました。また、今回太陽光発電システムを導入した建屋は、主力製品を生産している工場であるため、操業リスクを冒せないため、事前に検討し、生産と工事の調整にも苦労しました。
初めてすることなので、国や県、電力会社等の様々な部門の指導を仰ぎ、問題のないように一つずつ進めたのですが、対応に多くの時間を要したことも、今となっては良い思い出です。

 

自己投資ではなくPPAを選択した理由は?

保守メンテナンスを自社で対応しなくても良い点は非常に魅力でした。また、運用状態も常時モニタリングをしてくださっている点も自己投資ではなくPPAの良い点だと思います。コストについても、電力会社から購入する単価より安価でご提案いただけたことも、PPAを選択する後押しにもなりました。

 

導入後の効果は期待していた通りでしたか

電気代削減は期待を大きく超えました。非常に満足しています。陽射しが多少弱くても、しっかり発電してくれています。
CO₂の削減量も、年間244トンの削減効果を得られており、導入時のシミュレーション値より多く、たくさん発電している証拠だと思っています。また、ピークカットにも貢献出来、契約電力を下げることもできました。
太陽光発電システムで発電した電気は、群馬工場の電気使用量の2%程度、昼間の時間帯だけでいうと、5%程度賄えています。電気代削減もCO₂削減もどちらも期待以上で、太陽光発電システムを導入して本当によかったと思っています。

 

京セラを選定いただいた理由は

私たちは運用のメンバーで、保守を含めた今後の運用を考慮した結果、太陽光パネルの品質を重視していました。京セラさんは、太陽光パネルを自社で生産しており、システム設計、保守まで含めたトータルで対応いただけるという点で、安心感がありました。
企業向けの太陽光発電システムの製造販売のトップランナーである京セラさんは、経験も豊富で、信頼性も高いという品質的なところが決め手でした。製品の発電効率も良く、コスト面でも有利でした。

 

社内外の反応はどうでしたか?

導入当時は、グループ内でも先行していたため、一定の評価がありました。電力使用量についても社内での比較対象になるが、使用量の削減において、他工場より削減がすすんでいるため、再エネ導入の効果もあったと思っています。

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日立Astemoグループ様の取り組み

vol.1 | 日立Astemo株式会社様 佐和工場

vol.3 | 日立Astemoハイキャスト株式会社様 福島工場

vol.4 | 日立Astemo阪神株式会社様

(2023年7月 京セラにて取材)

 

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