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エアコンの電気代を抑える!
計算方法やつけっぱなし運転のメリット・デメリットまで徹底解説!【住宅】

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快適な生活を送るうえで、「エアコン」はもはや生活必需品といえます。しかし夏も冬もエアコンを使い続けると、電気代が高くなってしまうのではないかと不安に感じる方もいるでしょう。

そこで今回は、エアコンの電気代について深掘りしていきます。電気代の計算方法や、あえてつけっぱなし運転する際のメリット・デメリット、さらにはエアコンの電気代を節約する方法も紹介するので、ぜひご参考になさってください。

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【目次】

 

エアコンの電気代を考えるうえで押さえておきたい仕組み

 
airconditionerfrecs03.png まずはエアコンの電気代を考えるうえで押さえておきたい「仕組み」について紹介します。

そもそもエアコンは、”冷媒”という物質を、「室内機」と「室外機」で循環させることで、室内外の”熱”をやり取りしています。ここでポイントとなるのが、”冷媒”と”熱”には、次のような性質があることです。
  • 冷媒:圧縮すると高温・高圧になり、膨張すると低温・低圧になる
  • 熱:温度が高いほうから低いほうへ移動する

エアコンは冷房運転なら室内の熱を吸収して室外に放出し、一方で暖房運転なら外の熱を取り込んで室内を暖めているのです。

このように”冷媒”と”熱”の性質を利用し、熱を移動させる仕組みを「ヒートポンプ」といいます。 冷房・暖房・ドライ(除湿)モードの動作原理と消費電力について、もう少し詳しく見ていきましょう。

参考:資源エネルギー庁|省エネポータルサイト > 空調

 

冷房時の動作原理と消費電力

冷房モードでは、次のサイクルを繰り返すことで、室内を冷やしています。
  1. 室内機で部屋の熱を集め、冷媒に乗せる
  2. 冷媒を室外機へ送り、圧力をかける(冷媒の温度を上昇させる)
  3. 高温になった冷媒が、室外機の熱交換器を通過し、熱が屋外へ放出される
  4. 熱を放出した後の冷媒を、減圧する(冷媒の温度を低下させる)
  5. 低温になった冷媒を室内機へ送り、冷たい空気を部屋へ送る
  6. 低温になった冷媒は、再び部屋の熱を集める

これが冷房運転の動作原理です。

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なお、熱は温度が高いほうから低いほうへ移動するため、室内温度と外気温とのギャップが大きい場合、外から室内へ侵入しようとする熱量が増えます。このような状態で室温を低く保つためには、より多くの熱を屋外へ排出しなければなりません。つまりエアコンに、より大きな負荷がかかるということです。

そのため、室内温度と外気温とのギャップが大きいほど、エアコンの消費電力は増加します。

とくに部屋を冷やしはじめたタイミングでは、より多くの熱を排出する必要があるため、多くの電力を使用します。そのため部屋を短時間離れるだけなら、エアコンをつけたままにしたほうが消費電力を抑えられる場合もあるのです。

 

暖房時の動作原理と消費電力

暖房モードでは、次のサイクルを繰り返して室内を暖めます。
  1. 室外機の熱交換器で屋外の熱を集め、冷媒に乗せる
  2. 冷媒に圧力をかける(冷媒の温度を上昇させる)
  3. 高温になった冷媒が、室外機の熱交換器を通過し、熱が屋外へ放出される
  4. 熱を放出した後の冷媒を、減圧する(冷媒の温度を低下させる)
  5. 低温になった冷媒は、再び室外機で熱を集める

これが暖房運転の動作原理です。

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しかし屋外から熱を集めるといっても、外気温が低い冬は、取り込める熱量が限られます。このため屋外と屋内の温度差が激しい状態で部屋を暖める際、エアコンに大きな負荷がかかります。

そのため冷房と比べると、暖房のほうがエアコンの消費電力が大きくなりやすいことが特徴です。

とくに冷え切った部屋を暖めるためには、より多くの熱が必要なため、消費電力が増えやすいです。このため、なるべく消費電力を抑えて暖房を使うためには、部屋全体が極端に冷え切らないよう、断熱対策や間欠運転のタイミングに注意しなければなりません。

 

ドライ(除湿)モードの動作原理と消費電力

ドライ(除湿)モードでは、次のサイクルを繰り返して、室内の湿度を屋外へ排出します。

  1. 湿度の高い空気を吸い込み、熱交換器で熱を奪う
  2. 低温になったことで結露した水分を、屋外へ排出する

これがドライモードの基本的な動作原理です。

なお、ドライモードには、「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2種類が存在します。

再熱除湿は、除湿するために冷やした空気を、再び暖めて室内へ送り返します。再加熱するため、消費電力が多いことが特徴です。一方、弱冷房除湿は除湿のために冷やした空気を、冷たいまま室内へ送り返します。そのため再熱除湿と比べると、消費電力を抑えられることが特徴です。

 

家庭用エアコンの電気代の計算方法

エアコンを運転させたときの電気代は、次の式で求められます。

消費電力量(kWh)×電力量料金単価(円/kWh)
●計算を簡略化するため、再エネ賦課金と燃料費等調整額は割愛

つまりエアコンの消費電力量が増えれば増えるほど、電気代が高くなるのです。

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 が公表している目安単価「31円/kWh(税込)」をもとに、消費電力ごとの電気代目安を一覧表で見てみましょう。

消費電力
(W)
1時間あたりの電気代
(円)
1日あたりの電気代
(円)
1か月あたりの電気代
(円)
600 18.6 446 13,392
700 21.7 521 15,624
800 24.8 595 17,856
1,000 31.0 744 22,320
1,200 37.2 893 26,784
1,400 43.4 1,042 31,248
1,700 52.7 1,264 37,944
2,000 62.0 1,488 44,640
  • 1日あたり、1か月(30日)あたりの電気代は、24時間動かし続けたと仮定して計算

先述したとおり、一般的には冷房よりも暖房のほうが消費電力が大きくなりやすいため、冬のほうが電気代が高くなりやすいのです(ただし実際の消費電力量は、製品・外気温の状況などによって異なります)。

 

家庭用エアコンの電気代の目安

それでは、家庭用エアコンを使った際の電気代の目安について見ていきましょう。

今回は資源エネルギー庁の 「省エネ性能カタログ」 に掲載されている、「エアコンの能力(適用畳数)」「期間消費電力量」を参考に、電気代の目安を計算していきます。

期間消費電力量とは エアコンが1年間に消費する電力量の目安のこと。一般社団法人日本冷凍空調工業会 が規定する以下条件で、エアコンメーカーが試算しています。
  • 外気温度:東京をモデル
  • 室内設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
  • 冷房期間:5月23日~10月4日
  • 暖房期間:11月8日~4月16日
  • 使用時間:6時~24時(18時間)
  • 住宅:JISC9612による平均的な木造住宅(南向き)
  • 部屋の広さ:機種に見合った部屋の広さ

実際の消費電力量は地域・気象条件・使用条件などにより変動しますが、電気代の目安を計算する際に役立ちます。
エアコン性能 平均的な冷房期間消費電力量
(kWh)
冷房期間の電気代の目安 平均的な暖房期間消費電力量
(kWh)
暖房期間の電気代の目安
冷房能力2.2kW
(6畳)
204 6,324円 475 14,725円
冷房能力2.5kW
(8畳)
227 7,037円 535 16,585円
冷房能力2.8kW
(10畳)
253 7,843円 607 18,817円
冷房能力3.6kW
(12畳)
363 11,253円 854 26,474円
冷房能力4.0kW
(14畳)
399 12,369円 950 29,450円
冷房能力5.6kW
(18畳)
584 18,104円 1,348 41,788円

このように、エアコンにかかる電気代は決して安くないため、上手に節約することが大切です。

 

エアコンをつけっぱなしにするのはお得か?

 
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「エアコンはつけっぱなしにしたほうがお得」という情報を聞いたことがある方もいるかもしれません。

長時間外出する場合はエアコンを停止したほうが電気代を節約できますが、たしかに特定の条件下においては、つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなることがあります。

しかし、エアコンをつけっぱなしにすることには、一定のデメリットが存在することも事実です。

エアコンをつけっぱなしにする場合のメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。

 

メリット:安定した室温と温度変化の抑制

エアコンをつけっぱなしにするメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 起動から設定温度に達するまでの消費電力を抑えやすい
  • 急激な温度変化による体調不良を防ぎやすい

エアコンは、起動~設定温度に達するまでに多くの電力を消費します。しかしエアコンをつけっぱなしにすれば、室温を一定に保てるため、消費電力を抑えられる可能性があるのです。

付随的に、急激な温度変化による体調不良を防ぎやすい点もメリットといえるでしょう。

 

デメリット:エアコン内部の負荷と電気代増加リスク

エアコンをつけっぱなしにするデメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 部品の摩耗が早まり、寿命が短くなるリスクがある
  • 外気温が極端に高い・低い環境では消費電力が増えやすく、電気代が高くなりやすい

エアコンを長時間稼働させ続けると、部品の摩耗が早まってしまうことは事実です。

また、外気温が極端に高い真夏日、もしくは極端に低い真冬日などはエアコンに、より大きな負荷がかかるため、稼働させ続けると電気代が高額になりやすいでしょう。そのため外気温が極端に高い・低いシーズンに、長時間家を空ける場合は、エアコンを止めたほうがお得な可能性が高いです。

 

エアコンの電気代を節約する方法

 
airconditionerfrecs07.png 電気代を節約したいからといって、ただエアコンを止めてしまうと、体調を崩してしまうかもしれません。身体の調子を守りつつ、なおかつエアコンにかかる電気代を節約するためには、次の9つのポイントを意識してみましょう。
  • 適切な温度に設定する
  • 風向きを工夫する
  • 定期的にフィルター清掃と室外機周りの点検をする
  • 断熱・風通しを工夫する
  • 扇風機・サーキュレーターを併用する
  • 加湿器で湿度を上げて体感温度を高める【暖房のみ】
  • 省エネ性能の高いエアコンを選ぶ
  • 電力会社・電力プランを見直す
  • 太陽光発電・蓄電池を活用する

それぞれ詳しく解説します。

 

適切な温度に設定する

外気温とエアコンの設定温度の差が大きいほど、消費電力は増加します。このため電気代を節約するためには、適切な温度設定を守ることが大切です。

一般的には、夏場の設定温度は28℃、冬場の設定温度は20℃が目安とされています。 体調に無理のない範囲で、お試しください。

参考:環境省|クールビズ(COOLBIZ)ウォームビズ(WARMBIZ)

 

風向きを工夫する

エアコンを効率的に稼働させるためには、風向きを工夫することも大切です。

たとえば冷たい空気は下に溜まりやすいため、冷房時は風向きを水平(横向き)にして、部屋全体に冷風が行きわたるようにします。

反対に暖かい空気は上に溜まりやすいため、暖房時は風向きを下向きに設定して、床付近に暖かい空気が届くようにしてみてください。

 

定期的にフィルター清掃と室外機周りの点検をする

エアコンのフィルターが汚れていると、冷暖房効率が低下してしまいます。また、室外機の周りに物を置くと熱交換がうまくできず、やはり冷暖房効率が低下します。

このためフィルター清掃と室外機周りの点検を定期的に行い、エアコンが効率的に運転できる環境を整えましょう。

 

断熱・風通しを工夫する

 
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効率的に室温を維持するためには、屋内の断熱・風通しを工夫するのもおすすめです。

たとえば窓に断熱シートを貼れば、屋外温度の影響を受けづらくなります。また、エアコンの送風口付近に棚などを置かないようにすれば、エアコンの風が室内へ行き渡りやすく、より効率的に室温をコントロールできるでしょう。

 

扇風機・サーキュレーターを併用する

エアコンが効率的に稼働できるよう、扇風機・サーキュレーターを併用するのもおすすめです。

たとえば冷房時は、床付近に滞留した冷たい空気をサーキュレーターで天井付近へ送ったり、扇風機の風を直接浴びたりすることで、より体感温度を下げられます。

一方、暖房時は温かい空気が天井付近に溜まりやすいため、扇風機やサーキュレーターをエアコンの対角線上の床に置き、斜め上に向けて運転させることで、温かい空気を循環させてみてください。

 

加湿器で湿度を上げて体感温度を高める【暖房のみ】

湿度が高いと、体感温度が上がります。そのため加湿器で湿度を上げて体感温度を高め、暖房温度を1〜2℃程度下げると、快適さを保ったまま電気代を節約できるのです。

 

省エネ性能の高いエアコンを選ぶ

古いエアコンを使っている場合は、省エネ性能の高い機種へ買い替えることも検討してみてください。
人感センサーや省エネ運転機能などがついている最新のエアコンなら、これまでと同じ使い方をしても、消費電力を抑えられます。たとえば今どきの省エネタイプのエアコンは、10年前の製品と比べると約15%も省エネだといわれています。

参考:資源エネルギー庁|機器の買換で省エネ節約

 

電力会社・電力プランを見直す

電力会社・電力プランを見直すのも、電気代を節約したい場合にはおすすめです。

電力量料金単価が安い電力会社・電力プランに切り替えれば、消費電力が変わらなくても、電気代を抑えられます。

電力自由化とは?メリット・デメリットや電力会社の切替方法について解説!【住宅・法人】

 

太陽光発電・蓄電池を活用する

とくにエアコンを長時間運転する家庭の場合、太陽光発電・蓄電池を活用することもご検討ください。

太陽光発電と蓄電池を活用し、消費電力の大部分を自家発電できれば、エアコンをつけっぱなしにしても電気代を抑えられます。

夜間の電力料金単価が安い電力プランを契約すれば、より大きな電気代削減効果が期待できます。

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エアコンの電気代に関するよくある質問

ここからは、エアコンの電気代に関するよくある質問と、その答えについて解説します。

 

冷房と除湿、どちらの方が電気代が高くなる?

 
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冷房よりも除湿の方が電気代負担が少ないイメージがあるかもしれませんが、先述したとおり、除湿には「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2種類があります。

このうち「再熱除湿」は、除湿後に空気を暖め直す必要があるため、電気代が高くなりがちです。 実際の料金は機種や使い方によるため、カタログ値や運転状況をご確認ください。

 

古いエアコンは買い替えた方がトータルでお得?

もし現在使っているエアコンを購入したのが10年以上前なら、最新機種に買い替えることで熱交換効率が格段に上がり、電気代を大きく削減できるケースもあります。

とくに冷暖房の効きが悪くなったと感じられる場合は、ぜひ最新機種への買い替えもご検討ください。

 

エアコンの電気代節約なら「ハウスマイルe」の活用がおすすめ!

 

快適な生活を送るためにはエアコンの使用が欠かせませんが、一年中使い続けることを考えると、電気代を節約する術も意識する必要があるでしょう。

もし電気代をあまり気にせずにエアコンを使いたいという場合は、京セラのエネルギーシステム定額サービス 「ハウスマイルe」 のご利用もご検討ください。

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