ファインセラミックス
セラミックスの特性
セラミックスの特性
機械的特性

硬度(ビッカース硬さ)

ファインセラミックスの硬度は、一般的にビッカース硬度で表され、ファインセラミックスの硬さ試験方法はJIS R1610に規定されています。ビッカース硬度は、試験片にダイヤモンド圧子を押し込んだ際に示す抵抗を表す数値です。硬度が高いことがファインセラミックスの特長の一つであり、耐摩耗性の良さは、これに起因しています。この特長を生かし、ポンプ部品、切削工具、シールリング、軸受け部品などに多くファインセラミックスが採用されています。

セラミックスの硬度(ビッカース硬さ)
ビッカース硬さ
HV9.807N
GPa
材質名・京セラ材質コード 特徴
23.0 軽量で耐食性が高く、優れた耐熱材料です
22.5
a面の場合
アルミナの単結晶であり、透明材料です
15.7 TiCやTiNと金属との複合材料で、強度と耐摩耗性に優れた材料です
15.2 高い電気絶縁性と機械的強度を有し、広く利用されている材料です
14.0 耐熱衝撃性・耐摩耗性に優れ、高温でも強度が高い性質を持つ材料です
12.3 高い強度と靭性を有する材料です
10.4 高い熱伝導率と電気絶縁性を持った材料です
8.0 極めて低い熱膨張係数を有し、温度変化による寸法変化が小さい材料です
7.3 表面が平滑で、高温の絶縁性にも優れます
6.0 プラズマ環境下で優れた耐食性を持つ材料です

この特性を活かした課題解決事例

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