
セラミックスの特性
熱的特性
耐熱衝撃性
ファインセラミックスの熱に強い性質は、物質が熱で溶けだす融解温度を示す「耐熱性」と、急激な温度変化にどこまで耐えられるかを示す「耐熱衝撃性」で表されます。特に熱に強い窒化ケイ素では、水中落下による耐熱衝撃性でも、水冷で800℃という高い性能を有しています。このため、窒化ケイ素は、特に大きく温度が上下する部分に使う材料に適しており、エネルギー産業や金属製造などの高温分野で利用されています。

耐熱衝撃温度差 ℃ |
材質名・京セラ材質コード | 特徴 | |
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高
低
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800 | 窒化ケイ素Si3N4
SN240O
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耐熱衝撃性・耐摩耗性に優れ、高温でも強度が高い性質を持つ材料です |
400 | 炭化ケイ素SiC
SC211O
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軽量で耐食性が高く、優れた耐熱材料です | |
300 | ジルコニアZrO2
ZO201N
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高い強度と靭性を有する材料です | |
150 | アルミナAl2O3
AO479O(99%アルミナ)
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高い電気絶縁性と機械的強度を有し、広く利用されている材料です |

この特性を活かした課題解決事例
セラミックスの特性