課題解決事例
エアスライドのエネルギー効率向上と高精度化を達成した事例
概要
エアスライドの構成材料をファインセラミックスに置き換えることによって課題を解決できた事例を紹介いたします。
エアスライドは圧縮空気を送り込むことで摩擦を減らしスライダーを高い応答性で高速移動させることができます。また、高いエネルギー効率で稼働させるため、比重が小さいことが望まれていました。
エアスライドは圧縮空気を送り込むことで摩擦を減らしスライダーを高い応答性で高速移動させることができます。また、高いエネルギー効率で稼働させるため、比重が小さいことが望まれていました。
課 題
スライダーのエネルギー効率と精度の向上
これまでは金属製(SKD材)のスライドが使用されていました。
しかし金属(SKD材)は比重が大きく応答性、エネルギー効率が低いことと剛性が低いため、たわみにより精度が低下していました。
■条件
・測定器用にミクロン、サブミクロンの高精度
・生産性向上のためにより高い応答性とエネルギー効率
対 策
比重と剛性を両立!ファインセラミックスを採用
今回、従来の金属(SKD材)から比重が低く剛性の高いファインセラミックスであるアルミナへ材料を変更いたしました。
結 果
ファインセラミックスにすることでエネルギー効率向上、高精度化を達成
ファインセラミックス材料へ変更し、エネルギー効率向上と高精度化を達成しました。
さらにこれにより、従来の金属性のエアスライドよりも駆動維持、メンテナンスフリーの実現により長期間安定して利用できるようになり、測定器の高精度化に貢献しております。
※数値は実際に購入されたお客様の使用結果に基づいています。
*理解のしやすさを優先しているため、図・アニメーションでは一部実際とは異なる表現をしております。
*使用条件により、特性が異なる場合があります。
*使用条件により、特性が異なる場合があります。