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コストを考慮した設計ポイント
ファインセラミックスは高精度な加工ができる反面、難削材であり研削加工費は高くなります。できるだけ単純形状にし、研削加工を少なくすることがコストを抑えるポイントとなります。
内径キー溝形状
内径キー溝形状では、角溝を避け、スミRを設けるあるいはフルR溝とすることで、加工を容易にし、 応力集中を緩和する。
位置決め用形状
位置決め用形状では外部突起はコストアップになるため、位置決め穴・ノッチ・スロットなどがベター。
溝形状①
溝形状は、貫通溝が経済的で、止まり溝はコストアップになる。
溝形状②
溝形状では、アリ溝・T溝などのアンダーカット形状は避けること。
(専用ツール<ダイヤ砥石>が必要でありコストアップになる)
角穴形状
角穴形状は、穴加工のスミ部を直角にはできず、できるだけ大きなRをつける。
内外径溝形状
内外径溝形状では、内径側はできるだけ加工を減らし、外径形状でカバーする。 内径加工は外径加工に比べ、コストアップになる。
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