ファインセラミックス
ソリューション技術
金属/樹脂/セラミックスとの組合せ

接合技術

セラミックスと多様な素材を組み合わせる各種接合技術をご紹介します。

bonding_001.png
メタライズ+ロウ付け接合
セラミック部品と金属部品を強固に、そして高気密に接合するためには、ロウ付けで接合することが必要です。しかし、一般的にセラミックスと金属は接合性が悪く、直接接合しても強度が低くなり使用できません。そこで、セラミックス表面に金属層を形成し(メタライズ)、それを下地にしてロウ付け接合を行うことで、強固で高い気密性を持ったセラミックスと金属の接合を実現しています。
拡散接合
同じ材料または異素材のセラミックスを強固に接合する方法。接合面を拡散層形成により直接接合するため接合強度が高く、双方のセラミックスの特性を損なわないため化学的にも安定した接合方法です。
bonding_002.png
bonding_003.png
ボルト締結
ボルトやネジでセラミックスと金属を固定します。金属に一定量の衝撃を吸収させることでセラミックスの「衝撃に弱く欠け易い」という欠点を補強します。
焼きばめ
セラミックスの外周に加熱した金属をはめ、金属凝固時の収縮でセラミックスに圧縮応力がかかり、セラミックスの強度を向上。内圧のかかるセラミックパイプに有効です。
bonding_004.png
bonding_005.png
鋳ぐるみ
窒化ケイ素のような耐熱衝撃性の高いセラミックスの周囲に、溶融金属(アルミニウムや亜鉛)を流し込み、金属凝固時の収縮による圧縮応力で、セラミックスの強度を向上させます。
樹脂モールド
型にセラミックスを配置させ、後から樹脂を流し込み固める方法。セラミックス、樹脂の各特性を異なる部分で必要とする際に有効です。軽量化する目的でも用います。
bonding_006.png
bonding_007.png
有機接着剤
エポキシ樹脂やセラミック系の接着剤による接合手法。貫通していない穴と挿入部品との接合などに使われますが、耐熱性が有機成分律速となることやガス放出などの性質があり、使用できる条件は限定的です。
無機物接合
無機物を接合材として用いているため、耐熱性やガス放出特性に優れており、クリーンな環境に用いられる事が多く、半導体製造プロセス等で使用されます。
bonding_008.png

お問い合わせ