ファインセラミックス

3Dプリンター成形 
(短納期試作)

3Dプリンター成形 (短納期試作)

セラミック部品の短納期試作により、開発期間の短縮に貢献

京セラは、セラミック積層造形による3Dプリンター成形能力を保有しています。ファインセラミックスの中でも広く利用されている「アルミナ」の材料による試作が可能です。この製法は3次元での複雑形状セラミック品の成形を得意としており、形状検証や機能評価などを目的としたセラミック試作品の製作に適しています。

特徴

  • 3D CADデータのインプットによって成形することができるため、金型製作が不要となり短納期対応可能 (通常3~6週間)
  • 寸法・形状条件を変えた複数モデルの試作品を効率的に成形可能※金型を用いた製法との比較
  • 複雑形状品の成形、焼成を経た後の追加加工が可能

※ご留意いただきたい点
試作・少量生産のみでの対応となります。量産については別の製法を提案させていただきます。(インジェクション成形、等)

形状例

If you can imagine it, we can print it!

 
If you can imagine it, we can print it!

デザイン複雑な表面形状 / 内部空間 / 曲管、等
型押し文字シリアルナンバー / 図形 / ロゴ / 名前、等

仕様

  • 材質アルミナ
  • 最大サイズ200 x 105 x 40 mm
  • 公差±1% (10mm未満の場合:±0.1mm)
  • 肉厚0.25 ~ 10mm

材料特性

量産に用いられる代表的な材料と、3Dプリンター成形用材料の比較。

材質 アルミナ アルミナ
(3Dプリンター
成形用材料)
材質記号 AO480S XAO481A
密度 g/cm3 3.9 3.9
吸水率 % 0 0
機械的特性 ビッカース硬さ HV9.807N GPa 17.2 16.2
3点曲げ強さ MPa 480 460
ヤング率 GPa 380 387
ポアソン比 0.23 0.23
破壊靱性 (SEPB) MPa・m1/2 4.3 3.4
熱的特性 平均線膨張率 40~400℃ x10-6/K 7.2 7.1
40~800℃ 8.0 8.0
熱伝導率 20℃ W/(m・K) 32 32
比熱容量 J/(g・K) 0.79 0.78
耐熱衝撃温度差 (相対法、水中投下) 180 150
電気的特性 絶縁破壊強さ kV/mm 15 17
絶縁抵抗率 20℃ Ω・cm >1.0E+14 1.0E+14
300℃ 1.0E+13 2.5E+13
500℃ 1.0E+10 5.8E+10
比誘電率 (1MHz) 9.9 9.9
誘電正接 (1MHz) (x10-4) 1 <1

※これらの値はテストピースの測定による参考値です。特性値は製品の形状や使用条件により異なる場合があります。

試作品検討から量産までの流れ

 
  • 試作モデル設計(3D-CADデータ)
    ※Solidworks 3D CADファイルがあればご提供ください
  • 試作品製作 <3Dプリンター成形>
  • 試作品評価:デザイン・機能
  • 量産モデル設計
  • 量産 <インジェクション成形などの量産工法>

本ページに記載の数値は全て社内測定による代表値であり、製品の仕様を保証する値ではありません。

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